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口腔癌に対する化学療法のSurvivin発現への影響と発現調節による口腔癌治療

研究課題

研究課題/領域番号 18791474
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

橋元 亘  東北大学, 病院, 助教 (30323033)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード口腔癌 / アポトーシス / 癌分子治療 / 抗癌剤感受性 / 放射線治療 / 抗腫瘍効果 / 口腔癌細胞株 / siRNA法
研究概要

我々はこれまでに、IAP familyの一つであるApollon分子の腫瘍細胞における発現と放射線治療の効果との関連について検討し報告してきた。今回我々は、同じIAP familyの一つであり、より腫瘍細胞に特異的に発現しているSurvivin分子に着目し、研究を遂行した。
本年度は、昨年度に引き続きまず数種類の口腔癌細胞株を用いてSurvivin分子の発現をRT-PCR法で検討し、Survivin分子の発現を認めた後で、5-FUやCDDPの腫瘍のSurvivin発現への影響について検討する目的で、口腔癌細胞株に5-FUおよびCDDPを添加して培養し、Survivin分子の発現をReal-time PCR法で検討した。その結果、5-FU(100μg/ml)添加により腫瘍のSurvivin分子の発現が抑制されることが分かった。一方、CDDP(10μg/ml)添加により腫瘍のSurvivin分子の発現に変化は見られなかった。これらの発現変化が、腫瘍のアポトーシスに影響しているかをTUNNEL法にて検討したが、有意な結果は認めなかった。次にヒトの口腔癌細胞株をヌードマウスに移植するxenograftmodelを用いて、同様にIn vivoでのSurvivin発現と化学療法による影響を検討した。実際にヌードマウスにヒト口腔癌細胞株であるSAS細胞を移植し、さらに5-FU,CDDPにて治療した上で腫瘍塊を切除して、mRNAを抽出しRT-PCR法でSurvivin分子の発現変化を検討したが、これも有意な結果が得られなかった。これと平行して、当科にて治療を行っている口腔癌患者より腫瘍細胞を採取し、化学療法施行前後での腫瘍細胞のSurvivin分子発現を検討する予定であったが、化学療法を施行する患者が減少し(治療方法の見直しのため)検体の確保ができなかった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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