研究課題/領域番号 |
18791483
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
道 泰之 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (70376755)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | VEGF-C / 口腔癌 / リンパ管新生 / 転写因子 / 発現調節 / 口腔がん / 転写因子制御 / 臨床腫瘍学 |
研究概要 |
本年度はその目的と実施計画に従い、研究を逐行した。 1.リンパ管内皮細胞の培養は安定して行い得た。市販培養細胞ではなく、ヒト皮膚微小血管内費細胞からの分離培養が安定して行い得た。 2.リンパ管内皮細胞3次元培養による腫瘍リンパ管新生能の検定。 リンパ管新生能を検定するためこの方法を選択したが、結果が不安定なため、リンパ管内皮細胞の増殖能を直接検定する方法に変更した。 3.発現調節領域の構造と機能の解析 (1)プロモーター解析を完了した。 前年度より継続してルシフェラーゼアッセイにより発現を確認し、遺伝子導入細胞株により活性の差を確認した。 (2)エンハンサー領域の同定を行った。 最小領域の同定のためプロモーター単独での解析を行い、繰り返し配列も作成し、遺伝子導入の後活性の差をルシフェラーゼアッセイにて検定した。 4.転写制御は既知の遺伝子によるものであり、解析は不要であった。 5.リンパ管内皮細胞と口腔がん細胞株の共培養により、細胞株の違いによる増殖活性の違いを確認した。また、その活性の違いとマウス移植での転移能を検討し、その相関が判明した。 6.VEGF-Cの過剰発現を生じる細胞株作成を行った。その結果得られた細胞株をマウスに移植するよう試みたが、過剰発現細胞株は-過性発現のものにおいては再現性のある結果が得られず、向上発現を行う細胞株の作成には至らなかった。 以上の解析を行い、成果を次年度以降刊行される雑誌に投稿する。
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