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軽微な侵害性刺激と非侵害性刺激を併用した新しい鎮痛法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18791485
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関鶴見大学

研究代表者

藤井 佳子  鶴見大学, 歯学部, 臨床助手 (30401334)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2006年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワードDNIC / TENS
研究概要

従来、物理的な鎮痛法として用いられてきた鍼刺激や経皮的電気刺激などは、非侵害性のAβ線維刺激により鎮痛を生じるGate Control Theoryに基づいた鎮痛法である。一方、異所性の侵害刺激を与えると遠隔部の痛みが減弱する広範囲侵害抑制性調節(Diffuse Noxious Inhibitory Control: DNIC)がある。この鎮痛メカニズムはAδ・C線維を介した下行性痛覚抑制系の賦活による。これまでわれわれは、歯に電気刺激を与えて得られる体性感覚誘発電位を客観的指標として、腕に侵害性電気刺激,虚血性侵害刺激,CO_2レーザー刺激を与えて、歯の痛みが20〜40%程度減弱することを明らかにしてきた。今回は、Gate Control TheoryとDNICの2つの鎮痛メカニズムを利用した新たな鎮痛装置の開発を試みた。まず鎮痛装置として侵害性および非侵害性の電気刺激を出力できる装置を考案・製作した。
本装置は電気的に独立した侵害性と非侵害性の2つのパルス出力チャンネルを持つ刺激装置である。波形は矩形波を利用し、パルス幅は50μsから1sまで,パルス波高値は2から30Vまで可変できる出力特性を有する。パルス間隔、各チャンネルの刺激発生頻度、パルスバーストの周期は1msから10sまで、バースト内のパルス数も任意に設定できる。必要に応じて侵害性および非侵害性の電気刺激を発生できるように設計した。
さらに本年度は、本装置を利用して左右手首の正中神経に刺激電極を置き、侵害性・非侵害性・その両方の電気刺激を与えた。歯に電気刺激をして得られる体性感覚誘発電位を客観的指標とし、手への侵害性・非侵害性・その両方の電気刺激を与えた時、どの程度歯の痛みを減弱させるかを現在硬究中であり、侵害性・非侵害性の両方の電気刺激を与えた時に歯の痛みが最も減弱する傾向を示すが、さらなる追加研究が必要である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 侵害性・非侵害性刺激を併用した新たな鎮痛装置の試作2007

    • 著者名/発表者名
      藤井 佳子
    • 学会等名
      日本歯科麻酔学会総会・学術大会
    • 発表場所
      北九州・小倉
    • 年月日
      2007-10-04
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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