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新規エナメルタンパク・アメロティンの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 18791586
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

岩崎 剣吾  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (40401351)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードエナメルタンパク / 細胞分化 / 骨芽細胞
研究概要

近年エナメル抽出タンパクが歯周組織の再生に有用である事が多くの報告で示され、そのメカニズムを解明する点においてエナメルタンパクの歯周組織細胞への影響が注目されている。本研究の目的は新規エナメル芽細胞由来タンパクであるアメロティンの石灰化における作用、特に骨芽細胞分化への影響を検討する事である。マウス前骨芽細胞細胞株MC3T3-E1、およびマウス中胚葉未分化細胞株10T1/2細胞にアメロティン発現ベクターを遺伝子導入後、アスコルビン酸、Dexamethasone、β-グリセロリン酸によって骨芽細胞分化を誘導し、経時的に骨芽細胞分化マーカー遺伝子の発現を検討した。また、同時に石灰化結節の形成量の比較検討も行なった。
アメロティン遺伝子を遺伝子導入した10T1/2/細胞は石灰化においてコントロール群と差は無く、また、骨芽細胞分化マーカー遺伝子であるRunx2,ALPのmRNA発現も変化を認めなかった。一方、MC3T3-E1はアメロティン遺伝子導入により石灰化結節の形成が促進された。また、カルシウム沈着量も亢進した。しかし、Runx2,ALPなどの骨芽細胞分化マーカー遺伝子の発現には変化が見られなかった。
これらの結果より、アメロティンは骨芽細胞分化には大きな影響をおよぼさないが、石灰化を促進する可能性が示唆された。アメロティンは分泌タンパクであり、細胞外マトリクスとして石灰化の促進に関与する可能性がある。現在、アメロティン遺伝子の安定株とリコンビナントタンパクを作製中であり、石灰化におけるアメロティンの作用、さらにはアメロティンを用いた歯周組織再生治療の可能性についてさらに詳しく検討する予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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