研究課題
若手研究(B)
ヒト歯肉線維芽細胞においてVEGF-A_<121>は、pro-MMP-9、pro-MMP-2、active-MMP-2の活性を濃度依存的に亢進していることが確認された。一方、VEGF-A_<165>ではpro-MMP-9、pro-MMP-2、active-MMP-2いずれの活性にも影響を及ぼすことはなかった。以上の所見から、炎症の増悪にはVEGF-A_<121>が関与している可能性が示唆された。本研究では、VEGFのuPA活性の亢進は認められなかった。よって歯周炎においてはVEGF-A_<121>が、プラスミノーゲンを介さずMMP-2、MMP-9を産生することにより炎症増悪に関与していることが示唆された。
すべて 2007
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
日歯教誌 23
ページ: 154-60