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インターネットを利用した学習素材の評価は、アンケート法が最適なのか?

研究課題

研究課題/領域番号 18791616
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

上田 貴之  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (20366173)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード歯科医学教育 / eラーニング / インターネット / IT / アンケート / 歯科補綴学 / インターネット利用動向 / 教育素材 / 教育評価
研究概要

インターネットを利用した教育素材を有効活用できる学生と活用できない学生の違いを知ることを目的に、東京歯科大学第3学年の学生を対象にアンケートを行った。調査項目は,インターネット利用状況,日常生活でのインターネットの利用目的,日常の学習におけるITを利用した教育素材の利用頻度およびそれらが日常の学習に役立つかどうかの4つの内容とした。その調査結果と総義歯学教育用Webを日常の学習で役立たせることができたかどうかとの関連について,2項ロジスティック回帰分析を行った。
その結果,総義歯学教育用Webを日常の学習で役立たせることができたかどうかとインターネットの利用期間,利用場所および週当たりの利用時間との間に関連は見られなかった。しかし,総義歯学教育用Webを日常の学習で役立たせることができたかどうかと日常生活におけるインターネットでのニュースの利用との間に関連が認められた。また,総義歯学教育用Webを日常の学習で役立たせることができたかどうかと普段の学習での他のインターネットを利用した学習素材を利用しているかどうか,またそれが役立っているかどうかとの間に強い関連が認められた。
これらを総合すると,単にインターネットの利用歴や利用時間の長短ではなく,普段のインターネットの利用目的が大きくかかわっていることがわかる。つまり、コミュニティ機能やCD-ROMなど特定のコンテンツを利用しているものと,ニュースや東京歯科大学教育用Webなど自ら検索し,情報を得る作業を行っているものとの間の差であると思われる。よって,今後は学生への情報検索方法の教育のさらなる充実や情報検索の行いやすいコンテンツ作りを進める必要が示唆された。さらに,アンケート法によるインターネットを利用した教育コンテンツの評価は,調査対象者の背景と共に調査,分析をすることが重要であることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] WWW(World Wide Web)を用いた教育素材の評価と改善への取り組み-総義歯学教育用Webを活用できる学生とできない学生の違いの検討-2008

    • 著者名/発表者名
      上田貴之、岡田千奈、小平順可、高木一郎、石崎 憲、杉山哲也、櫻井 薫
    • 雑誌名

      歯科学報 108

      ページ: 439-444

    • NAID

      10024182199

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] WWWを用いた教育素材の評価と改善への取り組み第7報 -活用できる学生とできない学生の違いの検討-2008

    • 著者名/発表者名
      岡田千奈、上田貴之、小平順可、高木一郎、石崎 憲、杉山哲也、櫻井 薫
    • 学会等名
      日本補綴学会東関東支部総会・第11回学術大会
    • 発表場所
      茨城県総合福祉会館
    • 年月日
      2008-03-16
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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