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外来治療期にある悪性脳腫瘍患者の苦難に即した看護指針の作成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18791659
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関千葉大学

研究代表者

神間 洋子  千葉大学, 看護学部, 助教 (00375619)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード看護学 / がん看護 / 脳腫瘍 / 苦難
研究概要

1)外来治療期にある悪性脳腫瘍患者の苦難に関する調査
[目的]外来治療期にある悪性脳腫瘍患者が体験する生活上の苦難を明らかした。[対象]外来通院をしている原発性悪性脳腫瘍成人患者。[調査内容]治療に伴う苦痛・困難、病状・脳機能障害に伴う苦痛・困難など。[調査方法]半構成質問紙を用いた面接法、参加観察法によりデータ収集し、質的機能的に分析した。[調査期間]平成19年10月上旬〜平成20年3月初旬。[調査場所]関東地方にある病院の脳神経外科外来。[倫理的配慮]千葉大学看護学部倫理審査委員会の審査を受け、承認を得た。[結果]対象15名(男性8、女性7)、平均年齢51.13歳。5名は膠芽腫、3名は退形成性乏突起神経膠腫、4名は乏突起神経膠腫、3名はびまん性星状細胞腫であった。悪性脳腫瘍患者の生活上の苦難は、自分の言動が思うままにならない、当たり前の日常の行為ができない、てんかん発作でいつ倒れるか分からず怖い、てんかん発作を繰り返す度に体の自由が失われる、仕事上の職務を全うすることができない、日常行為の失敗から自分の脳の異常を感じる、病気と治療の見通しがたたず不安になる、手足が動かせず話せない状態になることを恐れる、などが明らかとなった。
2)外来治療期にある悪性脳腫瘍患者の苦難に即した看護援助の指針の作成
1)の結果に基づき、看護援助の指針を抽出した。看護援助は、残存する脳機能を生かし自宅で最大限自立した生活の実現への支援、てんかん発作のコントロールと対処への援助、自己に対する肯定的価値感覚の支持、脳腫瘍の経過と生命の危機に伴う患者の苦しみの緩和、など。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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