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障害を持ちながら急性期病院を退院する患者とその家族の退院準備性を高める看護ケア

研究課題

研究課題/領域番号 18791704
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関高知女子大学

研究代表者

瓜生 浩子  高知女子大学, 看護学部, 講師 (00364133)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード退院支援 / 準備性 / 家族看護
研究概要

本研究の目的は,障害を持ちながら急性期病院を退院する患者とその家族の退院への準備性を明らかにし,円滑な在宅療養移行に向けて必要な準備性を高めるための効果的な看護ケアを検討することである。
昨年度に引き続き第三段階として,心疾患を中心に疾病や障害を持ちながら急性期病院を退院する患者と家族を対象とした面接調査のデータ分析を行った。その結果,患者・家族は退院が決定することで在宅療養への決意を固めていくが,病状説明を受けても,疾病や障害により今後生じる生活上の支障や困難,将来的な病状の変化,それらに対し必要な準備や有効な対処方法などの予測やイメージがつかず,不安を抱えながら退院を迎えていることがわかった。一方で「なるようにしかならない」「深く考えなかった」などの楽観視も見られたが,このような家族が必ずしも退院後に現実に直面し困難に陥るわけではなく,むしろ困難を前向きに捉え取り組んでいることもあり,退院支援には退院を脅威ではなく乗り越えられるものと捉えるという認知面への働きかけも重要だと考えられた。
次に第四段階として,医療機関で在宅療養専門の相談窓口として退院調整に携わっている看護師の業務の参加観察と聞き取り調査を行い,退院支援として(1)患者・家族の在宅療養への意思の確認,(2)アセスメントと課題の抽出,(3)患者・家族のニーズの把握,(4)必要かつ可能な在宅療養支援の明確化,(5)療養者・家族と専門職との退院後の目標や支援のすり合わせ,(6)必要なサービス提供者への橋渡し,(7)療養者・家族との契約関係の明確化,(8)退院後のモニタリングを抽出した。
第四段階の8つの援助をべースにして,(2)には第一段階で抽出した7項目のアセスメントを,また第三段階の結果から(4)には認知の転換,(5)には患者の病状や退院後の生活のイメージ化を促進するための働きかけを加え,(7)を削除して,「家族の退院準備性を高めるための看護ケア」を作成した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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