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住民とのパートナーシップによるコミュニティ・エンパワメントの前提・実現要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18791715
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関千葉大学

研究代表者

細谷 紀子  千葉大学, 看護学部, 助教 (60334182)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードパートナーシップ / コミュニティ・エンパワメント / 保健師 / 住民
研究概要

本研究の目的は、市町村に所属する保健師が行う保健福祉活動において、住民とのパートナーシップによりコミュニティ・エンパワメントが引き起こされるための前提・実現要因を解明することである。文献検討及び事例調査の結果、以下が明らかになった。
住民とのパートナーシップによるコミュニティ・エンパワメントが引き起こされている状態は「虚弱な高齢者や脳卒中後遺症者、心身に障害をもつ児、精神障害者などの住民が地域での生活をより豊かにするための場やグループを、本人や親などの当事者、ボランティアなど地域の住民自身によって生活圏内に作り、地域資源として根付かせる」などが確認できた。
それらの状態をもたらしている前提・実現要因は「目標とする地域の姿は描きつつ、そのための方法論は予め決めない」「学びあいや相互作用により意識の変化が生まれるまで、活動実施に至る準備期間に時間をかける」「個別援助や組織活動・事業などの地区活動を通して、ともに地域のことを考え活動してくれそうな人材との関係を予め豊富につくっておく」「活動開始時期から活動維持を支える仕組みづくりをしておく」などが確認できた。また、これらの要因を生み出す際の、保健師側の力を高めるための前提要因には「自身の客体視による問題の意識化と良い面の自覚」「新しい視点の発見」などが、実現要因には「自分の考え方や活動を振り返る機会」「現状を超える範囲の関係を持てる機会」「保健専門職同士が互いに褒め合い高め合えるような関係をつくる」が確認できた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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