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在宅高齢パーキンソン病患者の主体的な服薬行動支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18791717
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関福井大学

研究代表者

吉川 日和子  福井大学, 医学部, 助教 (70362043)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードパーキンソン病 / 服薬行動 / 高齢者
研究概要

本研究では、在宅高齢パーキンソン病患者に対する主体的な服薬支援プログラムを作成し、実践することで、その効果を明らかにすることを目的とし、以下のことを実施した。
1.研究者が平成19年までに実施した基礎的研究の結果および文献的考察に基づき、在宅高齢パーキンソン病患者に対する主体的な服薬支援プログラムを作成し、神経内科医・看護師・薬剤師の評価を受ける。
2.作成したプログラムを対象患者に適用し、在宅療養における継続した看護支援と、縦断的評価を実施する。
プログラムの骨子は、(1)パーキンソン病の知識、(2)薬の作用・必要性・管理方法と服用時の注意点と飲み忘れ時等の対処方法、(3)症状と服薬の自己モニタリング法、(4)症状の変化の確認と不安の緩和とした。
平成19年度は、服薬を開始して2年未満の服薬初期の在宅高齢パーキンソン病患者7名(男性6名、女性1名、平均67.9歳)を対象に患者の自宅に1〜2ヶ月に1回で計5〜6回訪問してプログラムを約半年間実施した。プログラム実施の際には、可能な場合は配偶者にも同席してもらった。対象者に、プログラムに沿った介入を継続し服薬状況調査、Yahr分類、服薬アセスメント指標(MAT)、QOL評価表(PDQ-39)を用いて介入の評価を実施した。結果、全員から薬の重要性と必要性を実感するようになったという語りが聞かれ服薬に対する意識の変化が見られた。また薬を減量や増量するなどの自己調整をすることはなく、飲み忘れが減ったなどの行動変容が見られた。しかし、MATやPDQ-39での評価は低下している対象者がいたり、全員が服薬に対して主体的に取り組めるように行動が変容したとはいえなかった。今後は、対象者の要望であるレベルの同じ患者同士で語る場を設ける等プログラム内容を再検討し、期間を延長し長期的にプログラムの実用性、有用性を評価する予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 在宅中高年パーキンソン病患者の服薬実態2007

    • 著者名/発表者名
      吉川日和子
    • 学会等名
      第12回日本難病看護学会
    • 発表場所
      青森
    • 年月日
      2007-08-25
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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