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特別養護老人ホーム入所高齢者の家族介護者を対象とした支援プログラムの実施と評価

研究課題

研究課題/領域番号 18791727
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関高知大学

研究代表者

木村 誠子  高知大学, 医学部・看護学科, 助教 (30346712)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード家族介護者 / 高齢者 / 特別養護老人ホーム / 介護老人福祉施設 / 支援プログラム / グループワーク / エンパワーメント
研究概要

わが国における高齢者の家族介護者の研究の多くは,在宅高齢者の家族を対象とした研究が多くを占め,施設に入所する高齢者の家族介護者に関する研究はわずかであり,その実態は殆んど知られていない.研究者は,平成18年度に科学研究費補助金を得て,A県内3市の特別養護老人ホーム入所高齢者の家族介護者を対象として,家族介護者のエンパワーメントを目的とした支援プログラム(以下,SP)を実施した.SPは,健康講座および参加者の語り合いで構成し,全3回を実施した.SPの評価として,第1回のSP開始前及び第3回SP終了後,GHQ-28(General Health Questionnaire)を実施した.その結果,家族介護者のSP参加前後の得点に有意な差はみられず,支援プログラムのエンパワーメント効果は量的に認められなかった.平成19年度には,支援プログラムの中で行われた参加者の語り合いの録音データを基に,語り合いの内容を質的に分析した.その結果,家族介護者は,施設に謝し,スタッフの忙しさを理解しているが故に,サービスに対する不満を感じた場合にも伝えることを躊躇するなど,施設スタッフへの気兼ねについて語った.また,重度認知症高齢者の家族では,入所後に高齢者と面会した場合にも,家族とどの様にかかわったら良いのか手がかりを得ない状態でいることが明らかとなり,施設に入所する高齢者の家族介護者も,入所高齢者をサポートしていく上での悩みを抱えてことが明らかとなった.
SPの最終アンケートにおいて,SP継続の希望する声もあり,本年度も家族介護者の語り合いを継続して行った.また,次年度以降も,新しい参加者を迎え入れて,勉強会も取り入れた隔月の定例会として継続することが参加者間で同意された.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 平成20年4月 老年看護学ホームページ内に特養家族会ホームページ追加開設の予定

    • URL

      http://www.kochi-ms.ac.jp/~fk_rgrk3/index.html

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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