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骨粗鬆症の分子標的治療を目指したTRAF6蛋白質複合体のシグナル識別機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18799010
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関早稲田大学

研究代表者

松村 隆之  早稲田大学, 付置研究所, 助手 (50434379)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード骨・軟骨代謝学 / 骨粗鬆症 / 破骨細胞
研究概要

【目的】
骨粗鬆症は破骨細胞の異常な活性化によって引き起こされる。我々は世界に先駆けて、TRAF6が破骨細胞を誘導するRANKシグナルと細菌感染防御に働くTLRシグナルを識別して伝達する必須のシグナル伝達因子であることを明らかにした。本研究課題では、RANKシグナルにおけるTRAF6蛋白質複合体のプロテオミクス解析を行うことでRANK/TRAF6シグナルの分子機構を明らかにし、それを応用した骨粗鬆症治療法の開発を目指している。
【進捗状況】
RAW264.7細胞にHA-Tag付加K63Ub発現ベクターを導入した安定発現株を樹立し、得られたクローンがRANKシグナルによる破骨細胞への分化や、TLRシグナルによる炎症性サイトカイン産生が正常であることを確認した。抗HA抗体結合磁性ビーズを利用した精製法により、LPS刺激依存的にK63型ユビキチンに結合したTRAF6、NEM0などのシグナル伝達分子の検出に成功し、このユビキチン複合体めプロテオミクス解析を進めている。
また、市販のRANKLに匹敵する破骨細胞誘導能を持つGST付加RANKL(GST-RANKL)の大量精製系を確立した。このGST-RANKLを処理したRAW264.7細胞の細胞抽出液をGST pull-downすることによりTRAF6を含む活性化RANK複合体の精製に成功し、この活性化RANK複合体のプロテオミクス解析も進めている。
さらに別のアプローチとして、RANKおよびTLRシグナルにおけるチロシンリン酸化タンパク質の違いを調べる目的で、SlLAC法を用いたプロテオミクス解析を行なった。その結果、TLRシグナル特異的なチロシンリン酸化タンパク質の同定に成功し、現在その機能解析を行なっている。この内容についてはBMB2007 第30回分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会合同大会で学会発表を行なった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Identification of tyrosine-phosphorylated proteins in LPS-activated macrophagesusing SILAC2007

    • 著者名/発表者名
      T. Matsumura, M. Oyama, H. Hata, K. Semba, J. Inoue
    • 学会等名
      BMB2007第30回分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会 合同大会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-12-14
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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