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心的辞書機構における意味処理機能のモデル化に関する認知心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18800057
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 認知科学
研究機関東海女子大学

研究代表者

小河 妙子  東海学院大学, 人間関係学部, 助教 (30434517)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,180千円 (直接経費: 1,180千円)
2007年度: 620千円 (直接経費: 620千円)
2006年度: 560千円 (直接経費: 560千円)
キーワード実験系心理学 / 認知科学 / 認知心理学 / 言語情報処理
研究概要

本研究の目的は,ヒトの言語を用いた意味処理過程の基盤となる心的辞書機構における意味処理機能に関する認知モデルを構築することにあった.具体的には,ヒトの脳内に仮定される心的辞書において,熟語を構成する漢字(e.g.,病)を共有する近傍語群(e.g.,病院,病気)の意味表象ネットワークが,どのように体制化されているのかを明らかにするために,漢字一字を手がかりとする熟語の想起調査(近傍語想起調査)を実施し,熟語の意味的特性に関するコーパスを作成することを目的とした.
近傍語想起調査では,教育漢字1,006字を対象として,これらの各漢字を手がかりとして,その漢字を熟語の前位置あるいは後位置に含む近傍語を連想する近傍語想起課題を実施した.平成19年度は,平成18年度に実施した調査の規模を対象者1200人に拡大することによって,教育漢字1,006字の中から,熟語の前と後のいずれにも出現しうる600字についてデータを収集した。調査参加者は,集団で調査に参加した.調査参加者の語彙知識水準を一定に保つために,調査とは別に読みの能力テスト「百羅漢」(近藤・天野,2000)を実施した(平均52.5点).
この調査結果に基づき,各漢字ごとに,前と後の呈示位置別に,想起された近傍語の一覧表を作成した.この一覧表によって,特定漢字を前位置または後位置に含む近傍語群について,想起頻度と近傍語の種類数が参照可能となった.今回の一覧表は,熟語の前と後の両位置に利用される漢字の中で,教育漢字1,006字に含まれる漢字の大部分を網羅的に調査した結果に基づくために,単語の意味処理を検討するための心理実験用の材料一覧表として利用できる.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 近傍語間の意味的類似性の規定因(2)2007

    • 著者名/発表者名
      小河妙子・川上正浩
    • 学会等名
      日本認知心理学会
    • 発表場所
      日本認知心理学会第5回大会於:京都大学
    • 年月日
      2007-05-26
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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