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ニューラルネットワークを用いた閉塞型無呼吸症候群に関する新しい診断方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18800078
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 医用システム
研究機関高松工業高等専門学校

研究代表者

榎本 崇宏  高松工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助教 (90418989)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2007年度: 1,250千円 (直接経費: 1,250千円)
2006年度: 1,350千円 (直接経費: 1,350千円)
キーワード閉塞型無呼吸症候群 / ニューラルネットワーク / システムの状態推定 / 結合荷重空間 / 独立成分分析
研究概要

今年度も昨年度に引き続いて,無呼吸症候群を呈する患者から獲得できる鼾音だけから,ニューラルネットワークを用いて睡眠中の上気道の状態を推定できるかどうかを検討してきた。ニューラルネットワークを用いて鼾音を学習/モデリングした際,ニューラルネットワークの結合加重空間中に写像されている情報が何かを確かめるために,学習後の結合加重空間に対して独立成分分析を行った。それにより,結合加重空間中にシステムの変化が独立成分として取り出せる可能性を示した。更なる研究の進展を図るために,夏にクイーンズランド大学を訪問し,Dr. Udanthaと研究に関する綿密な打ち合わせを行った。そこでの研究内容は次の通りである。ニューラルネットワークを用いた:
(1) オーストラリアで獲得されたデータに対する上気道の状態推定
(2) 鼾音セグメンテーションの研究
(3) 無呼吸の事前予測の基礎的検討
(4) PSGデータ解析による無呼吸抽出
それらの研究成果に基づいて,OSAを呈する患者からの鼾音は個人性が強く,さらにその複雑性から,鼾を生成しているシステムも複雑な状態で成り立っていると予想され,統計学的なアプローチが必要なことであると示唆された。また,現在までの研究成果として,(I) OSAを呈する患者,(II) OSAを呈する患者(AHI<20) (III) PSG検査によって健常と診断された人,これら3パターンの鼾音を解析し,比較検討することも重要であることが考えられた。現在,得られた研究成果をもとに,更なる研究成果を挙げるべく,邁進しているところである。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Feature Extraction for Snore Sound via Neural Network Processing2007

    • 著者名/発表者名
      T. Emoto, U.R. Abeyratne, M. Akutagawa, H. Nagashino Y. Kinouchi
    • 雑誌名

      Proceedings of the 29th Annual International Conference of the IEEE EMBS

      ページ: 5477-5480

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 時間遅れニューラルネットワークを用いた閉塞型無呼吸症候群に関する特徴抽出2007

    • 著者名/発表者名
      榎本崇宏
    • 学会等名
      第30回日本生体医工学会中四国支部大会
    • 発表場所
      山口大学医学部付属病院
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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