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デモクラシーの創発-アメリカと写真の出会い

研究課題

研究課題/領域番号 18820018
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 美学・美術史
研究機関群馬県立女子大学

研究代表者

日高 優  群馬県立女子大学, 文学部・英文学科, 講師 (70404910)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,440千円 (直接経費: 2,440千円)
2007年度: 1,220千円 (直接経費: 1,220千円)
2006年度: 1,220千円 (直接経費: 1,220千円)
キーワード写真 / アメリカ / デモクラシー / 表象 / イメージ / メディア / 身体 / 視覚文化
研究概要

本研究の二年目に当たる平成19年度は、研究計画に基づき、前年度の基礎的作業によって取り上げるべき事例として選定された各々の内容を、「パフォーマティヴィティ」概念を手掛かりにして調査、分析した。本研究の目的は「デモクラシーの価値を動態的に生成してくるつねに可変的な価値として分析する」というものであり、「パフォーマティヴィティ」概念はこの目的にとって根幹にある概念であった。デモクラシーの価値とポジティヴに、あるいはネガティヴに切り結ぶ事例として取り上げたのは、冷戦構造下アメリカ文化が世界に急速に波及していった50年代の<ファミリー・オヴ・マン>展、60年代の公民権運動やヴェトナム戦争などにおける写真実践、ポピュラーカルチャーの浸透を背景にした70年代のニューカラー・フォトグラフィのインパクトなどである。<観者>-<メディア>-<写真行為者>というデモクラシーの意味・価値生成連関においてこうした事例を分析することが目指され、おこなうことができた。(具体的な成果は、現在青弓社からの刊行のために執筆中の著書にて公表予定される)。ワシントンD.C.の議会図書館やナショナル・ギャラリー・オブ・アートのアーカイヴ、ボストン美術館図書館に直接赴き、本研究の一次資料の調査、収集をおこなった。西部開拓期の初期写真から60年代のカウンターカルチャーの下に撮影されたゲイリー・ウィノグランドのポートフォリオなどの一資料、研究論文など文献調査をおこなうことができた。特に、デモクラシーと写真という観点からの文献資料、トラウマという観点を導入した展覧会カタログや文献などを収集したことは、新しい視角へと本研究テーマを広げて探るのに有効であった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ストレート写真の陥穽-アルフレッド・スティーグリッツの芸術写真観を巡って2007

    • 著者名/発表者名
      日高 優
    • 雑誌名

      群馬県立女子大学紀要 28号

      ページ: 59-71

    • NAID

      40015407488

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 現在をめぐる態度としての写真2006

    • 著者名/発表者名
      日高 優
    • 雑誌名

      現代の眼(国立近代美術館) 560号

      ページ: 10-11

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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