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神経倫理学を中心とした哲学的自然主義における価値の問題の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18820041
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 哲学・倫理学
研究機関南山大学

研究代表者

鈴木 貴之  南山大学, 人文学部, 講師 (20434607)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,820千円 (直接経費: 2,820千円)
2007年度: 1,410千円 (直接経費: 1,410千円)
2006年度: 1,410千円 (直接経費: 1,410千円)
キーワード神経倫理学 / 司法制度 / 刑罰 / 自然主義 / 価値 / 規範 / 心
研究概要

本研究の目的は、現代の自然科学的世界観のもとで価値や規範にかんする実践はどのように変化するかという問題を、神経科学を具体例として考察することにある。本年度の研究では、前年度の研究成果をふまえ、神経科学の発展が司法制度に与える影響について考察を進めた。
具体的には、論文「神経科学と刑罰」としてまとめた前年度の研究成果をもとに、この問題についてさらに考察を進め、神経科学の発展は現在の刑事司法制度に根本的な変化をもたらす可能性があり、さらには、自由や責任をめぐる常識的な世界観を揺るがす可能性もあるということを明らかにした。これらの研究成果は、2007年10月に南山大学社会倫理研究所で行った講演「脳科学と社会-司法制度への影響を例として」、2007年11月に日本倫理学会で行われたワークショップ「脳神経科学の倫理-ニューロエシックスの展開」における提題「脳神経科学と司法制度」として発表された。後者の内容は朝日新聞2007年12月14日29面でも紹介された。これらの成果は、信原幸弘編『脳神経倫理学の展望(仮)』(勁草書房、近刊)に収録の論文「脳神経科学と司法制度」として公刊予定である。
また、本年度には、本研究の成果をもとに、南山大学における共通教育科目「モダンの系譜(科学の諸相)」で「脳科学と現代社会」と題した講義を行った。これは、大学学部レベルの授業で神経倫理学を紹介する日本で初めての試みと思われる。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 神経科学と刑罰2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木貴之
    • 雑誌名

      UTCP研究論集 第8号

      ページ: 85-98

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 脳神経科学と司法制度2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木 貴之
    • 学会等名
      日本倫理学会
    • 発表場所
      大正大学
    • 年月日
      2007-11-10
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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