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聴覚障害幼児の手話言語発達と日本語のリテラシーとの相互関連に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 18830010
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 特別支援教育
研究機関宮城教育大学

研究代表者

松崎 丈  宮城教育大学, 教育学部, 講師 (50400479)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,720千円 (直接経費: 1,720千円)
2007年度: 770千円 (直接経費: 770千円)
2006年度: 950千円 (直接経費: 950千円)
キーワード聴覚障害 / 乳幼児 / 手話 / 言語発達 / 共同注意 / 視覚的コミュニケーション / 手話言語学 / 聴覚障害児 / 言語獲得
研究概要

現在、聴覚障害児教育において、早期の手話使用や、手話をベースにした日本語指導の試みが広まってきている。しかし、乳幼児期における聴覚障害児の言語・認知発達過程で不明な点は多く、手話使用が日本語習得とどのように関わってくるのかも検討が必要であり、かつ親や教師は手話を用いるにしてもどのような事柄に留意して聴覚障害乳幼児と係わる必要があるのかに関する実践的資料も充分にあるとは言い難い。そこで、本研究では、乳幼児期において、手話を用いる聴覚障害児の言語・認知発達とその支援のありかたを検討することを目的とし、1つは聴覚障害乳幼児と親による共同注意コミュニケーションに関する縦断的研究、もう1つは聾学校幼稚部における聴覚障害幼児群の手話言語発達に関する縦断的研究の2点を実施した。
聴覚障害乳幼児のいる家庭では、2組の母子のコミュニケーションを0歳代後半から2年間程程観察し、「共同注意の成立」と「視覚的コミュニケーションの形成」の面から聴覚障害児の共同注意行動の変化や手話言語発達過程を実態把握し、聴覚障害児と係わる親への支援のありかたを家庭訪問によって実践的な検討を行った。ろう学校幼稚部では、聴覚障害幼児が産出する手話表現の映像資料を1年半程収集し、それを手話言語学的な特徴を把握できるようプロトコル化して作成したデータベースをもとに、今回はその手話の音韻的形態と指文字の実態を分析して、手話言語発達過程の一面を明らかにするとともに親や教員が手話を読みとるための手がかりとして活用できることを検討した。
本研究を通して、手話を用いる聴覚障害乳幼児の言語・認知発達過程の実態を明らかにすることは、聴覚障害乳幼児と日々係わる親や教員にとってコミュニケーションを形成する糸口を見出すための基礎資料として提供する上で有用なことであることが確認された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 家庭訪問による親子コミュニケーション支援の実践-聴覚障害乳児を持つ家族の1事例を通して-2008

    • 著者名/発表者名
      松崎丈・奥まり子
    • 雑誌名

      宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要 第3号(印刷中)

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 聴覚障害児の視覚的注意と健聴母親の調節方略との関連について-共同注意場面における行動観察から2007

    • 著者名/発表者名
      松崎 丈
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第45回大会
    • 発表場所
      兵庫県神戸市
    • 年月日
      2007-09-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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