研究課題/領域番号 |
18830019
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
保城 広至 東大, 東洋文化研究所, 助手 (00401266)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,550千円 (直接経費: 1,550千円)
2007年度: 250千円 (直接経費: 250千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 政治学 / 国際協力 / 日本外交 / アジア地域主義 |
研究概要 |
平成18年9月から助成を受けた本プロジェクトは、1950、60年代における日本のアジア地域協力構想--地域主義--の出現要因、その内容、日本政府の政策意図、そして最終的に挫折に至ったプロセスを実証的に解き明かすことを意図したものである。 9月の終わりから10月にかけて、申請者は英国と豪州の公文書館で資料蒐集を行い、また日本外務省の情報公開申請をかなり頻繁に行った。その結果、従来の研究が到達することのなかった水準の緻密な実証研究が可能になったと考えている。その成果の概略は次の通りである。 第一に、1950、60年代における日本のアジア地域主義外交の事例をすべて分析し、各々の事例で、その歴史的な評価を塗り替えることに成功した。第二に、この時代における日本のアジア認識を、対米認識を含めた形で立体的に浮き彫りにすることができた。第三に、日本のアジア地域主義外交の出現要因を明らかにし、そして第四に、アジア地域主義をめぐる日・米・アジアの国際関係を実証的に分析することによって、この時期にアジアにおける地域協力が進まなかった理由を解き明かすことができた。 その成果は博士論文(論文博士)として東京大学に学位請求し、平成19年2月に学位を取得した。現在、出版準備を進めている。 本研究の当初計画は2年であったが、予想していたよりもかなり早く研究を終了することができたので、19年度は長期海外研修に行く予定を立て、補助金の受給は1年のみとして、2年目は辞退したいと考えている。
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