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日本における特別ニーズ保育の歴史的系譜―戦前の養育困難・障害乳幼児問題を中心に―

研究課題

研究課題/領域番号 18830025
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 特別支援教育
研究機関金沢大学

研究代表者

河合 隆平  金沢大, 教育学部, 講師 (40422654)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
970千円 (直接経費: 970千円)
2007年度: 460千円 (直接経費: 460千円)
2006年度: 510千円 (直接経費: 510千円)
キーワード特別ニーズ保育 / 養育困難・保育困難児問題 / 恩賜財団愛育会 / 母子愛育事業 / 愛育村事業 / 金丸村 / 第三善隣館
研究概要

本年度は、戦時下地方都市・農村の母子愛育事業において、障害乳幼児・保育困難児問題への対応がどのように具体化され、それらが当時の保育事業や母子保健衛生事業にいかなる影響を与えたのかを検討するために、愛育村に指定された石川県鹿島郡中能登町(旧・鹿島郡金丸村)および愛育会地方分室が置かれた金沢市を対象として作業を行った。具体的には、中能登町役場(史料室「学思館」)、金沢大学附属図書館本館・医学部附属図書館において愛育村事業および愛育会地方分室の関連史料の調査を実施した。
金丸村は、1936(昭和11)年11月3日、金丸小学校講堂において愛育婦人会の発会式を開催している。金丸村の愛育村事業は、村上賢三をはじめとする金沢医科大学衛生学教室関係者らの協力を得つつ、愛育会派遣の保健婦丸山周子を中心に実践が展開された。これらの事業は、1940(昭和15)年9月に軍人援護事業の一環として設立された「愛育厚生館」における託児事業や乳幼児相談事業へと引き継がれた。その実績が愛育会本部にも評価されて、同年10月には愛育会より優良施設として選奨状と選奨旗の贈呈を受け、1942(昭和17)年6月には優良愛育事村として徳川義寛侍従の視察を受けた。
次年度は引き続き、戦時下石川の保育・母子保健衛生事業における金丸村の愛育村事業の位置づけを明らかにするために、愛育会石川県地方分室が設置された「第三善隣館」(1935年4月開設)および「金沢医科大学衛生学教室」(現・金沢大学医学部)における実践・研究事業について検討を加えていく。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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