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夜勤看護師のバーンアウト予防を目指した睡眠に関する心理教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18830027
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 臨床心理学
研究機関静岡大学

研究代表者

小堀 彩子  静岡大学, 人文社会科学研究科, 助教 (00432188)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,350千円 (直接経費: 1,350千円)
2007年度: 380千円 (直接経費: 380千円)
2006年度: 970千円 (直接経費: 970千円)
キーワードバーンアウト / 睡眠学 / 感情労働 / 看護師 / 心理教育 / 睡眠習慣
研究概要

夜勤看護師のバーンアウト予防を目指した睡眠に関する心理教育プログラムの開発を目指し,(1)看護師とバーンアウトのリスクファクターとしての感情労働と睡眠に関する質問紙調査(2)看護学生および精神科看護師に対する睡眠に関する心理教育を行った。
(1)については,2007年7月から12月にかけて,A県内とB県内の病院に勤務する看護師(夜勤従事者含む)316名に対して質問紙調査を実施し,バーンアウトのリスクファクターとしての感情労働と,不眠の重症度および眠気について検討を行った。その結果,感情労働の中でも,患者を叱るなど否定的な感情を表現しなくてはならないような場合,すなわち認知的不協和が特に睡眠に関連の深い変数であることが明らかとなった。さらに,認知的不協和が高い群では不眠の重症度の高低に伴って眠気の主観的評価に差がみられ,不眠と眠気が表裏一体であることを裏付けていると考えられた。しかし不眠の重症度が高い群では認知的不協和の負担の高低によって眠気の主観的評価が異なった。これは認知的不協和というストレッサーに対し,眠気という形で覚醒水準を低減させている防衛的な反応の可能性がある。以上から主観的な眠気の評価について職務の特質を考慮に入れて検討することの重要性が示唆された。
(2)については,2007年10月から11月にかけて,A県内の病院に勤務する看護師を対象に,睡眠表の記録を通したセルフモニタリングと,睡眠の心理教育の実施を行った。調査協力者との話し合いの中で,プログラムの内容の検討を行い,改善点や加筆すべき点などを明らかにした。今後は,よりデータ数をより増やし,プログラム洗練化と評価を行う必要があると思われる。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 看護職にこそ役立ててほしい臨床心理学2008

    • 著者名/発表者名
      小堀 彩子
    • 雑誌名

      家族ケア 6(印刷中)

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] スクールカウンセリング活動における睡眠に関する心理教育の活用2006

    • 著者名/発表者名
      小堀 彩子
    • 雑誌名

      日本睡眠学会第31回定期学術集会プログラム・抄録集 31巻

      ページ: 235-235

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 対人援助職の感情労働とバーンアウト予防-実践例を交えて2006

    • 著者名/発表者名
      小堀 彩子
    • 雑誌名

      臨床心理学 6巻5号

      ページ: 600-605

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] テキスト臨床心理学2研究と倫理2007

    • 著者名/発表者名
      G.C.テビソン・J, M.ニール・A.M.クリング(下山 晴彦 編訳、原田 杏子・高橋 美保・小堀 彩子・伊藤 裕子 訳)
    • 総ページ数
      269
    • 出版者
      誠信書房
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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