研究課題/領域番号 |
18830082
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
西川 英彦 立命館大学, 経営学部, 准教授 (10411208)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,630千円 (直接経費: 1,630千円)
2007年度: 810千円 (直接経費: 810千円)
2006年度: 820千円 (直接経費: 820千円)
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キーワード | 経営学 / 商学 / イノベーション・コミュニティ / 消費者行動 / 製品開発 / 新製品開発 / ネット・コミュニティ / ユーザー・イノベーション |
研究概要 |
本研究では、企業や消費者、消費者間の創発的なコミュニケーションを通じて、製品開発・デスト・普及が行われていくイノベーション・コミュニティにおける消費者行動のメカニズムを理論的・実証的に明らかにすることを目的としている。 最終年度となる本年度は、昨年度の成果を踏まえ、実証研究を実施し、本研究の目的を達成することが計画であった。こうした計画の下、大きくは以下の二つのことを実施した。 第一に、昨年の成果を元にした仮説の構築を実施した。初年度の文献調査および探索的な定性的調査に基づき、リードユーザーとしての特性と、イノベーション・コミュニティにおける消費者行動との関係などイノベーション・コミュニティにおける消費者行動のメカニズムを説明しうる仮説を構築した。 第二に、イノベーション・コミュニティにおいて自然実験を通じて、データ入手を行った。昨年8月より7大学の学生126人40チームが鞄の製品化を目指して開始された実際のイノベーション・コミュニティを企画・運営し、事前にリード・ユーザー特性をコントロールした上でチーム編成を行い、消費者行動、製品成果のデータを入手してきた。計画時は、製品化された後の事後的なデータを元に、分析する予定であったが、本調査は自然実験とはいえ、事前に調整することが可能であり、より適切なデータが入手できることとなった。そのため、現時点において、製品開発プロセスがいまだ継続中でデータ収集が途中であり、最終の分析にまで至らなかった。だが、本研究において、事前にコントロールした自然実験データを入手できたことは本研究の目的を達成する上で非常に意義があり、今後、このデータを元に研究を継続していく予定である。
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