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胚の伸長に関わる遺伝子の同定とその解析

研究課題

研究課題/領域番号 18870009
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関静岡大学

研究代表者

黒田 裕樹  静岡大学, 教育学部, 准教授 (70402229)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードsiamois / twin / ホメオボックス / convergent extension / ツメガエル / 遺伝子スクリーニング / 初期発生 / マイクロインジェクション
研究概要

胚は伸長することによって,頭部構造から尾部構造に沿った構造を形成することができる。それ故,細胞の伸長に関わる遺伝子の他,頭部形成や尾部形成に関わる遺伝子が分離できる可能性も考えられる。
今回,申請書に書いた通りのスクリーニングを開始した。その結果,いくつかの遺伝子が分離された。その中で新規遺伝子ではないが,頭部形成に関わると思われる遺伝子が分離された。それは既知の遺伝子であるSiamoisとTwinである。両遺伝子は非常に高い相同性を持っており,その発現領域と発現時期,また機能的にも同一性を示す。Xenopus laevisは疑似4倍体であることから,疑似対立遺伝子であることも考えられたが,データベース解析の結果,疑似4倍体ではないXenopus tropicalis種においても2つの遺伝子が存在することから,この両遺伝子の関係は相同遺伝子であることが判明した。
両遺伝子を異所的に強制発現すると,完全な頭部構造を持つ二次軸が誘導されることがわかっているが,その通りになった。今回,特殊な試薬を用いて,両遺伝子の働きをブロックさせてみたところ,頭部構造が欠損することがわかった。さらに,頭部形成に関わるいくつかの遺伝子への影響を調べた結果,両遺伝子が頭部形成に必須の遺伝子であることが判明した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Expression of Siamois and Twin in the blastula Chordin/Noggin signaling center is required for brain formation in Xenopus laevis embryos2008

    • 著者名/発表者名
      Hideyuki Ishibashi, Noriko Matsumura, Hiroshi Hanafusa, Kunihiro Matsumoto, E.M.De Robertis, and Hiroki Kuroda
    • 雑誌名

      Mechanism of Development 125

      ページ: 58-66

    • NAID

      120000796548

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Integrating Patterning Signals:Wnt/GSK3 Regulates the Duration of the BMP/Smad1 Signal2007

    • 著者名/発表者名
      Luis C.Fuentealba, Edward Eivers, Atsushi lkeda, Cecilia Hurtado, Hiroki Kuroda, Edgar M.Pera, E.M.De Robertis
    • 雑誌名

      Cell 131

      ページ: 980-993

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://www.shizuoka.ac.jp/info/20071130.pdf

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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