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植物のゲノムメンテナンスとエピジェネティック制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18870012
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関名古屋大学

研究代表者

武田 真  名古屋大学, 生物機能開発利用研究センター, 准教授 (00432253)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,720千円 (直接経費: 2,720千円)
2007年度: 1,360千円 (直接経費: 1,360千円)
2006年度: 1,360千円 (直接経費: 1,360千円)
キーワードエピジェネティクス / ゲノムメンテナンス / シロイヌナズナ
研究概要

本研究では、ゲノムメンテナンスとエピジェネティック制御の双方に関わるシロイヌナズナの核内因子BRU1を中心に解析を行った。BRU1は複製時のクロマチンの再構築に関わると推定されているが、bru1変異体では、クロマチンを介した制御を受ける広範な遺伝子発現制御に乱れを生じ、そのために種々の形態異常が誘発されると考えられている。前年度の研究では、2つのbru1変異体アリルにおいて、polycomb group因子群によってエピジェネティックな発現抑制維持を受ける遺伝子の制御にも乱れが生じることを報告した。今年度は、このような遺伝子の乱れがどの細胞で起きているかを細胞組織化学的に調べた。その結果、本来種子の形成過程で起きる遺伝子の発現が、葉の組織でstochasticに発現することが判明した。これらの結果は、上述の仮説を支持するとともに、BRU1が重要な因子であることをさらに裏付けた。
BRU1は、2つのタンパク質相互作用ドメインをもつ新規の核タンパク質をコードするが、その分子機能が不明なままである。そこで、BRU1結合因子を明らかにすべく、TAPシステムを利用したBRU1複合体の精製を試みた。BRU1-TAP融合たんぱく質をBRU1プロモーターの制御下で発現させたシロイヌナズナ細胞の粗抽出液より、2段階のアフィニティー精製を行ったところ、BRU1を含むタンパク質画分を得ることができた。これらの結果をもとに、BRU1複合体を形成する因子の同定を行うことで、DNA複製時のクロマチン再構築に関与するBRU1やその結合因子の機能解明が進むものと期待している。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Biochemical analysis of BRU1 involved in genome maintenance and epigenetic gene regulation in Arabidopsis.2007

    • 著者名/発表者名
      大野裕介, 他3名
    • 学会等名
      第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会 合同大会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-12-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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