研究課題/領域番号 |
18880013
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
作物学・雑草学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
三屋 史朗 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教 (70432250)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,740千円 (直接経費: 2,740千円)
2007年度: 1,370千円 (直接経費: 1,370千円)
2006年度: 1,370千円 (直接経費: 1,370千円)
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キーワード | 作物 / 耐塩性機構 / 適合溶質 / オオムギ |
研究概要 |
単子葉作物における新規ベタイン生合成経路の解明を目的として、1、オオムギ植物体におけるHvCMOタンパク質の発現解析、2、オオムギタンパク質を用いたCMO活性測定を行った。 1、オオムギ植物体におけるHvCMOタンパク質の発現解析 昨年度大腸菌発現系を用いて作製したリコンビナントHvCMOタンパク質を抗原として、抗HvCMO抗体を作製した。抗HvCMO抗体を用いたWestern blot分析の結果、オオムギではHvCMOタンパク質が発現していることを確認した。単子葉作物におけるCMOタンパク質の検出に成功したのは本研究が初めてである。また、オオムギ植物体内での各器官におけるHvCMOタンパク質の分布とベタイン蓄積の分布がほぼ一致したことから、HvCMOタンパク質がベタイン合成に関与することが示唆された。 2、オオムギタンパク質を用いたCMO活性測定 オオムギ植物体から抽出したタンパク質を用いてin vitroでの活性測定を試みた。対照として、CMO活性測定の系が確立したホウレンソウタンパク質を用いた。ホウレンソウCMO活性にはこれまでの報告通りチラコイド膜と還元型フェレドキシンが必要であった。一方、オオムギからの抽出タンパク質にチラコイド膜と還元型フェレドキシンを加えてもCMO活性が検出されなかったが、オオムギミクロソーム画分と還元剤を加えることによってCMO活性を検出することができた。
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