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看護拠点の位置と看護・医療チーム体制に伴う病棟環境と情報環境要因の関連性

研究課題

研究課題/領域番号 18890010
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関北海道大学

研究代表者

渡辺 玲奈  北海道大学, 医学部, 助教 (10431313)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,190千円 (直接経費: 2,190千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 910千円)
2006年度: 1,280千円 (直接経費: 1,280千円)
キーワード看護拠点 / 看護必要度 / チームナーシング / 看護チーム規模 / 病棟環境 / 看護体制 / 受け持ち病室範囲
研究概要

最近の医療環境は大きく変化してきており、医療現場では情報の電子化により電子カルテが導入され、PHSなどのスタッフ間の情報伝達手段の変化や分散型の看護拠点が出現している。これにより、看護ステーションで行なわれていた看護記録の記載や医師からの指示受けなどは、集中化をしなくても可能となってきている。そこで本研究は、病棟環境の中でも看護拠点に注目し、看護体制および情報環境との関連性を明らかにすることを目的とした。本年度は、分散型看護拠点を設置し、チームナーシングを行っている首都圏のA病院2病棟での調査において、看護必要度と各病床から看護拠点までの距離および病床の種類との関連について詳細に分析を行った。その結果、両病棟ともにモニタリングや処置の高さを表す看護必要度Aの値は、看護拠点までの距離に相違がなかった。このことから、情報が電子化され、分散した看護拠点がある病棟において、患者のモニタリングは看護拠点からの距離を意図しなくてもよいことが明らかとなった。
従来の小規模看護チームは病棟の物理的環境によって、十分機能しないと考えられていた。しかし本研究の成果から、分散された看護拠点があり、情報が電子化され、そこで情報を入手することが可能であれば、モニタリングや医療処置の必要性のある患者に対する看護ケアにおいては、小規模な看護チームでも可能であることが示唆された。しかしながら、日常生活援助の必要性のある患者に対する看護ケアの提供に関しては今後も検討が必要である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 受け持ち部屋範囲と看護必要度から考える看護チーム規模の検討-看護業務と病棟平面との関連性に関する研究 その4-2007

    • 著者名/発表者名
      渡辺 玲奈
    • 学会等名
      日本建築学会 2007年度日本建築学会大会(九州)
    • 発表場所
      福岡大学(福岡市)
    • 年月日
      2007-08-30
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 急性期病棟における病床配置と看護必要度に関する検討-看護拠点との関連性-2007

    • 著者名/発表者名
      渡辺 玲奈
    • 学会等名
      日本看護管理学会 第11回日本看護管理学会年次大会
    • 発表場所
      高知県高知市
    • 年月日
      2007-08-25
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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