研究課題/領域番号 |
18890034
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
目崎 喜弘 秋田大学, 医学部, 助教 (40431621)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ゲノム / 発現制御 / 遺伝子 / 蛋白質 / 細胞・組織 |
研究概要 |
肝臓星細胞は類洞内皮細胞と肝実質細胞の間にあるディッセ腔に存在し、大量のビタミンAを脂質滴として、その細胞質内に貯蔵している。肝線維化や肝硬変の際、星細胞は活性化し筋線維芽細胞様に変化するとともにビタミンA脂質滴を失う。また、活性型ビタミンAであるレチノイン酸は、核内に存在するレチノイン酸受容体(RARα)に結合し、標的遺伝子の転写を制御することで、その生理作用を発揮する。我々はこれまでに、星細胞の活性化に伴ってRARα蛋白質量が増加することを明らかにしてきたが、この内在性RARα蛋白質は核内受容体であるにもかかわらず細胞質にドット状に局在した。そこでRARαのアミノ酸配列を検索したところ2か所に核移行シグナル候補配列を見いだした。全長のRARα(F)、N末側核移行シグナル候補配列を含む領域(N)、C末側核移行シグナル候補配列を含む領域(C)をそれぞれ緑色蛍光蛋白質(GFP)と融合して発現するプラスミドベクターを作成し、in vitroで活性化しつつある星細胞に導入した。その結果、GFP-FおよびGFP-Nは核に局在し、GFP-CおよびGFPは核と細胞質に分布したことから、N末側核移行シグナル候補配列がRARα蛋白質の核移行に関与していると考えられた。一方内在性RARα蛋白質が、核移行シグナルを持つにも関わらず細胞質に局在することから、活性化した肝臓星細胞において、内在性RARα蛋白質のN末側核移行シグナルは、何らかの機構によりブロックされていることが示された。
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