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外来がん化学療法施行患者に対するセルフモニタリングの効果

研究課題

研究課題/領域番号 18890043
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関群馬大学

研究代表者

武居 明美  群馬大学, 医学部, 助教 (70431715)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,380千円 (直接経費: 2,380千円)
2007年度: 1,150千円 (直接経費: 1,150千円)
2006年度: 1,230千円 (直接経費: 1,230千円)
キーワード看護 / がん / 社会医学 / 臨床 / 癌
研究概要

外来でがん化学療法を受ける患者へのセルフモニタリング法を指導し,外来での治療生活の生活調整にどのような影響を与えるか,その評価を行うことを目的とした。
介入群に対しセルフモニタリング法として研究者と協同での目標設定,患者による副作用症状の自己記録,研究者によるセルフマネジメントに対するフィードバックを施行した。対照群は患者による副作用症状の自己記録を行い,それ以外は現状の対応を行った。効果の評価として初回治療時,治療開始から3ケ月目に面接を行い,質的に分析を行った。対象者は介入群13名(男性4名,女性9名)対照群13名(男性4名,女性9名)で,PSは0-1だった。
生活調整に向けたセルフマネジメントの取り組みや調整状況を表しているサブカテゴリーは,対照群よりも介入群のコード割合が高く,より生活調整への取り組みが行なわれてた。また,対照群は<副作用症状軽減への対処の試み>が23.5%と最も高かったが,介入群は<治療生活への適応>が18.4%と高かった。これは,対照群は対処を行なっている段階だが,介入群はすでに適応をしているものの割合が多いということになる。このことから,セルフモニタリング法は生活調整が有効にかつスムーズに行われ,3ケ月という短期間で副作用症状のマネジメントが行えることが明らかになった。副作用症状を記録し,医療者と生活を振り返ることにより,自分の副作用症状のリズムが把握でき,日常生活の調整がスムーズに行えたと考える。また,セルフモニタリング法の中でより高い効果が得られたのは共同目標の設定であり,目標に対して行ったセルフマネジメントについてフィードバックすることにより,生活調整に関する自信を獲得していることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 生活の再構築を支える教育支援2008

    • 著者名/発表者名
      武居 明美
    • 雑誌名

      看護技術 54(5)

      ページ: 34-38

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 外来継続看護実習におけるがん化学療法が患者に及ぼす影響に関する学生の学び2007

    • 著者名/発表者名
      武居 明美
    • 雑誌名

      群馬保健学紀要 28

      ページ: 19-30

    • NAID

      40015957925

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 外来化学療法を受ける患者の生活調整に対するセルフモニタリング法の効果2008

    • 著者名/発表者名
      武居 明美
    • 学会等名
      日本がん看護学会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 年月日
      2008-02-09
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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