研究課題/領域番号 |
18890049
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
熊谷 直哉 東大, 薬学研究科(研究院), 助手 (40431887)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,740千円 (直接経費: 2,740千円)
2007年度: 1,370千円 (直接経費: 1,370千円)
2006年度: 1,370千円 (直接経費: 1,370千円)
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キーワード | アルキルニトリル / ルテニウム / 直接付加反応 / トリフルオロメチル基 / ケトン / 3級アルコール |
研究概要 |
研究代表者は既に、カチオニックルテニウム錯体、Na塩、DBUの3元触媒系によるアルキルニトリルの官能基選択的活性化による、アルキルニトリルのアルデヒド、イミンへの直接付加反応に成功している。代表者は本研究助成において、本反応の更なる展開として、アルキルニトリルのケトンへの直接付加反応を検討した。ケトンへの直接付加反応は4置換炭素を有する3級アルコールを与える有用な方法論となるが、極めて限定された基質でしか成功例がなく、開発の余地を残していた。アルデヒドへの付加反応の最適条件を、トリフルオロメチルケトンとの反応に適用したところ、円滑に反応が進行しトリフルオロメチル基を持つ3級アルコールを高収率で与えた。本反応はアルキルニトリルの、トリフルオロメチルケトンへの直接付加反応の初めての例である。
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