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乳房外バジェット病の転移・浸潤におけるTWISTの役割

研究課題

研究課題/領域番号 18890072
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関金沢大学

研究代表者

石井 貴之  金沢大学, 医学部附属病院, 医員 (90420330)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,110千円 (直接経費: 2,110千円)
2007年度: 790千円 (直接経費: 790千円)
2006年度: 1,320千円 (直接経費: 1,320千円)
キーワード癌 / 遺伝子 / TWIST / バジェット / パジェット
研究概要

乳房外パジェット病30例,アポクリン腺癌5例の検体に対してTWISTの免疫組織化学染色を施行し,蛋白レベルでの発現強度を比較してみた。表皮内病変と浸潤病変および転移病変で比較し,免疫染色については,始めにTWISTとE-cadherinの染色を行った。E-cadherinの発現とE-cadherinの発現の逆相関を予想していた。原発巣について検討したところ,表皮内病変ではTWIST・E-cadherinともに同程度の発現がみられ,発現強度は相関していた。次に同様の検討を浸潤病変と転移リンパ節に対しても染色したが,同様にTWIST・E-cadherin両者の発現を認めた。つまり,浸潤病変については原発・転移リンパ節ともにTWISTとE-cadherinが発現していた。ただし,浸潤病変でのE-cadherinの発現は,表皮内病変が細胞膜に染色されていたのに対し,浸潤部では膜の染色が減弱または、細胞質に染色される傾向があり,Epithelial-mesenchymal-transition(EMT)を起こしている可能性が高いと思われた。そこでTWIST以外にE-cadherinの転写調節因子としてSnailおよびSIP-1に着目し,同様に染色を行った。その結果,SIP-1では表皮内病変の発現があまりみられないが,浸潤部では発現をみとめ,E-cadherinと発現の逆相関を示した。Snailは主に核に発現をみとめたが,浸潤部では細胞質での発現が目立ち,EMTとの関連が示唆された。現在,Methylation specific PCRを施行中でメチル化の解析を行っている。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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