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コケイン症候群B群で見られる早期老化症状発症システムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 18890099
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 人類遺伝学
研究機関大阪大学

研究代表者

堀端 克良  大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 助教 (40402995)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,680千円 (直接経費: 2,680千円)
2007年度: 1,340千円 (直接経費: 1,340千円)
2006年度: 1,340千円 (直接経費: 1,340千円)
キーワードDNA修復 / 早老症 / 転写 / DNA損傷 / コケイン症候 / コケイン症候群
研究概要

同一遺伝子であるCSB遺伝子の突然変異が原因となっているにも関わらず、紫外線高感受性症候群(UVsS)では日光高感受性のみを示し、B群コケイン症候群(CS-B)ではそれに加えて重篤な神経変性、運動失調、成長阻害、早老症が見られる。その原因を突止めるためUVsSとCS-B患者細胞の違いを詳細に調べた結果、(1)ヒトCSB遺伝子上のイントロン5にトランスポゾンPGBD3が挿入されていること、(2)正常細胞のCSB遺伝子座位からは、正常CSBに加え、PGBD3がエキソンとして認識されて、CSBのN端とPGBD3とが融合した形のキメラタンパク質(キメラCSB)、の2種の遺伝子産物が発現していること、(3)全てのCS-B患者ではエキソン6以降に突然変異を有しているために、正常CSBは発現しないが、キメラCSBは安定に発現していること、(4)UVsSではPGBD3より上流のエキソン2でストップコドンとなっているために正常CSBおよびキメラCSBの両方が発現していないこと、(5)正常CSBおよびキメラCSBは共に、DNAトポイソメラーゼIを含む核小体に存在するタンパク質群とほぼ同一の複合体を形成していること、の5点を明らかにした。このことから、CS-B患者で見られる神経変性や運動失調等の重篤な臨床症状は、DNAトポイソメラーゼI複合体を介する何らかの機構が原因でとなって発症するのではないかという可能性を指摘した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Roles of RecA protein in spontaneous mutagenesis in Escherichia coli.2007

    • 著者名/発表者名
      Katsuyoshi Horibata
    • 雑誌名

      Genes & Genetic Systems 82

      ページ: 99-108

    • NAID

      10024393945

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] XPD遺伝子突然変異と臨床症状の分子解析2007

    • 著者名/発表者名
      堀端克良
    • 学会等名
      第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会合同大会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-12-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] ヌクレオチド除去修復と転写の共役:分子機構と疾患2007

    • 著者名/発表者名
      田中亀代次
    • 学会等名
      第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会合同大会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-12-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] XPD遺伝子に突然変異を持つCOFS症候群患者の分子解析2007

    • 著者名/発表者名
      堀端克良
    • 学会等名
      日本人類遺伝学会第52回大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-09-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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