研究課題/領域番号 |
18890106
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
榎本 明史 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (70432549)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,590千円 (直接経費: 2,590千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,290千円 (直接経費: 1,290千円)
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キーワード | 三叉神経 / 神経可塑性 / 脳幹 / 電気生理学 / パッチクランプ / 顎運動 |
研究概要 |
我々は、今回の研究により、三叉神経運動ニューロンが、単一神経細胞内において神経可塑性を持ち、その興奮性を変化させる機能も持つことを明確にした。 実験は、生後2-4日目のSD系ラットを用い、ハロセン吸入麻酔下にて麻酔後、脳幹を摘出し、脳幹スライスを作成した後、三叉神経運動核中の三叉神経運動ニューロンを顕微鏡下にて同定し、同神経細胞より、神経活動を記録した。記録はAPV、CNQX、Bicuculline、Strychnineといった興奮性および抑制性神経伝達物質の拮抗薬をチャンバー内投与し、神経伝達を抑制した状態で行った。パッチクランプ法および細胞外神経記録法にて、Inductionを与えられた三叉神経運動ニューロンが有為に発火頻度を増やし、その興奮性を増強させることを発見した。昨年の単一ニューロンの神経活動変化に加え、運動ニューロン群での興奮性の変化を観察したことは、神経間を通した三叉神経感覚系からの刺激により、三叉神経運動ニューロンの活動性が高まり、顎運動の生理学的活動性が高まっていることを示唆させるものである。この可塑性が長期継続し、LTP(Long Term Potentiation)を持つことは、三叉神経系の発達や順応に関わっていると考えられる。
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