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Sox9周辺遺伝子導入による滑膜由来軟骨細胞分化の誘導と軟骨移植

研究課題

研究課題/領域番号 18890115
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関岡山大学

研究代表者

古松 毅之  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (20432651)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード軟骨細胞分化 / 軟骨移植 / Sox9 / 滑膜細胞
研究概要

【1.滑膜由来間葉系幹細胞より分化誘導された軟骨細胞様Pelletの解析と比較】
通常、滑膜由来間葉系幹細胞にもSox9が発現しており、Sox9導入のみでは軟骨細胞分化誘導は有意に増幅されなかった。
TGFbeta添加とpellet培養法により軟骨細胞分化が誘導されるが、BMP2の同時添加により軟骨細胞分化誘導は更に促進された。Sox9強制発現細胞におけるTGF-beta・BMP2添加による分化誘導促進効果は認めなかった。
また、RTPCRにてCOL2A1・Aggrecanなどの軟骨細胞特異的な遺伝子発現は、Sox9強制発現により有意に増加せず、safranin-0染色によるプロテオグリカン産生も増強されなかった。
軟骨細胞分化誘導において、BMP2添加群ではCOL1A1の発現が維持されいることが判明した。これらの結果から、BMP2シグナルは軟骨細胞分化を刺激するがその効果は限定的であり、線維軟骨組織形成を促進していることが示唆された。硝子様軟骨組織を形成させるためには、持続的なBMP2刺激を避ける必要があるものと考えられた。
【2.滑膜由来軟骨細胞Pelletのin vivo関節内移植後の変化】
直径約2mmの軟骨様細胞塊を、家兎膝関節に作製した軟骨欠損部に充填した。1か月後の関節軟骨の変化を観察したところ、充填した軟骨細胞塊は脱落しており、周辺部での関節症性病変は認められなかった。
フィブリン糊の固定性に関して有効性は認められず、充填組織の保護は、今後の課題であると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Sox9による軟骨細胞分化調節機構2008

    • 著者名/発表者名
      古松毅之
    • 雑誌名

      関節外科 (in press)

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Sox9とp300によるchromatinからの転写調節機構2008

    • 著者名/発表者名
      古松毅之
    • 学会等名
      日本軟骨代謝学会
    • 発表場所
      京都市
    • 年月日
      2008-03-22
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Sox9を中心としたEpigeneticな転写制御機構2007

    • 著者名/発表者名
      古松毅之
    • 学会等名
      日本整形外科学会 基礎学術集会
    • 発表場所
      浜松市
    • 年月日
      2007-10-25
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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