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炎症性サイトカインTNF-α新規転写因子LITAFの発現制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18890121
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

塩見 信行  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (90432632)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード炎症制御 / 転写因子 / LITAF / LPS / 炎症性サイトカイン
研究概要

TNF-αは歯周病の病態に深く関わるサイトカインとして理解されている。最近,我々の研究グループがヒトTNF-αの新しい転写因子LITAF(LPS-induced TNF-α factor)を発見したことにより,LITAFを介する刺激伝達系に関して,少しずつ解明され始めている。しかしながら,この因子そのものの発現制御に関する研究はまだまだ発展段階である。我々は,LITAFプロモーター領域を突きとめ,その発現制御に関わる因子の候補を見つけることに成功した(Shiomi et al. FEMS Immunol Med Microbiol, 2006.)。その際,プロモーターアッセイの結果から,AP-1,NF-IL6結合予想部位を持つ領域に活性が高いことが判明した。
そこでAP-1,NF-IL6の産生や活性化を司るMAPKに着目し,ヒト単球細胞株においてこのキナーゼを介する系を阻害すると,LPS刺激によるLITAFの発現にどのような影響があるかを検討した。
始めに、MAPKファミリーの一つであるERK(p42/p44)の阻害剤であるPD98059を用いると,LITAFの発現量が有意に減少し,MAPKファミリーの一つであるJNKの阻害剤であるSP600125を用いると,LITAFの発現量に影響しないことが解明された。したがって,LITAFがLPS刺激によってMAPKファミリーのERKを介して発現する可能性があることが示唆された。次にLITAFプロモーターのAP-1とNF-IL6の結合予想部位をそれぞれmutationさせ,ルシフェラーゼ発現ベクターにクローニングした。
今後はそれらのmutantを用いてLPS刺激におけるLITAFプロモーターのルシフェラーゼ活性の増減を解析し,LPS刺激においてLITAFプロモーターのどの領域がコンセンサスシークエンスなのかを突き止めていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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