• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

エンド・オブ・ライフケアにおける「Good Death」の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18890175
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

川村 三希子  北海道医療大学, 看護福祉学部, 准教授 (10405673)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,660千円 (直接経費: 1,660千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 960千円 (直接経費: 960千円)
キーワードエンド・オブ・ライフケア / Good Death / 死生観 / 看取り
研究概要

本研究は、患者中心のエンド・オブ・ライフケアを提供するために、生を脅かす病いを持つ患者の死のあり方や死にゆく過程に対する考えを明らかにすることを目的とした。
本年度は、看護師がGood Deathについてどのように考えているかについて調査を実施した。まず、Steinhauserが作成した調査用紙により39名の緩和ケアに携わる看護師に死に臨む際に重要な事項について質問紙調査を行った結果、全員が重要だと回答した項目は、「話を聴いてくれる人がそばにいること」「息苦しさがないこと」「尊厳が保たれていること」「家族がそばにいること」「親しい友人と共に過ごすこと」「大切な人に別れを言うこと」「痛みがないこと」であった。また、重要ではない卜回答した項目は「回復の可能性がなくても可能な限りの治療を行うこと」「聖職者に会うこと」「祈ること」「神と共に平和であること」であった。
さらに計13名の緩和ケアに携わる看護師に対して、今までの看取りのなかで、満足した看取りと心残りだった看取りについてフォーカスグループインタビューを実施し、結果をデータ化し質的に分析した。その結果、看取りの質を構成する要素として、「苦痛から解放されていること」は基本的な要素として抽出され、さらに「患者・家族が納得していること」「医療者の誠心誠意な態度」がそれを補完する大きなカテゴリーとして抽出された。その他「おだやかな死に顔」「家族がそばにいること」「看護師自身の達成感」などが抽出された。
今後は、Good Deathを構成する要素の関係性や、日本におけるGood Deathの概念について整理し、患者を対象とした調査を実施することが課題である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Good Death for Hospital Nueses in Japan.2007

    • 著者名/発表者名
      Mikiko Kawamura
    • 学会等名
      10^<TH> Congress of European Association for Palliative care.
    • 発表場所
      Budapest, Hangary
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi