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細胞内動態を制御したアデノウイルスベクターの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18890195
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関昭和薬科大学

研究代表者

小泉 直也  昭和薬科大学, 薬学部, 助教 (80433845)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,620千円 (直接経費: 2,620千円)
2007年度: 1,310千円 (直接経費: 1,310千円)
2006年度: 1,310千円 (直接経費: 1,310千円)
キーワード遺伝子 / 薬学 / バイオテクノロジー / 再生医療
研究概要

研究代表者らの過去の検討により、アデノウイルスの受容体であるcoxsackievirus and adenovirusreceptor(CAR)、インテグリン、ヘパラン硫酸との結合性をすべて欠損させたトリプル改変型アデノウイルスベクターは、細胞内へ取り込まれた後の核移行量が著しく低下していることを示唆する結果を見出している。このことから本研究では、アデノウイルスベクターの効率的遺伝子発現に関与する核移行や転写活性に必須の細胞側、ウイルス側の因子を検索・同定することを目的としている。昨年度の検討において、アデノウイルスのヘパラン硫酸との結合能は細胞表面への結合には大きく関与せず、細胞内における細胞内動態において重要な機能を担っていることを明らかとしている。
今年度は、これらの結果を下にさらに詳細な検討を進めるため、ファイバーシャフト蛋白質の作製を行っている。ファイバーシャフトのリコンビナント蛋白質を作成することで、シャフト蛋白質単独での機能を評価することが可能であることから、通常の5型アデノウイルスファイバーシャフト、ヘパラン硫酸との結合ドメインであるKKTKモチーフをGAGAに変異させたシャフト、5型よりも短い35型アデノウイルスファイバーシャフトの3種類を作製している。現在、PCRにてファイバーシャフトの遺伝子を増幅し、リコンビナント蛋白質作製のためのプラスミドに挿入した。今後、大腸菌を用いてリコンビナント蛋白質を作製・精製し、細胞内での機能を検討する。また、蛍光標識リコンビナント蛋白質なども作製し、より詳細な検討を行う。本研究はこれらアデノウイルス蛋白質の機能を解明し、さらに遺伝子導入効率に優れた遺伝子導入ベクターの開発につなげることを目的としている。
本研究は科学研究費補助金(若手スタートアップ)の助成により推進されてきたが、平成19年度4月下旬より科学研究費補助金(若手研究B)の助成に変更して研究を継続していく。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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