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我が国の自死遺族支援の実態調査-支援者の「語り合う会」での経験-

研究課題

研究課題/領域番号 18890202
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 地域・老年看護学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

小山 達也  東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (90408568)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード自殺 / 遺族 / グループ / 経験
研究概要

今年度は、昨年度実施したインタビュー調査で得られた結果をもとに、質問紙の作成を行った。質問紙は「遺族会のルール」「公的機関とのつながり」「工夫していること」「難しいと感じていること」などの項目で構成されており、自死遺族支援の民間団体18団体に郵送し、9団体より回答を得た(回収率50%)。
遺族会は、すべての団体で定期的な開催をしており、月に複数回開催している団体から2もしくは3ケ月に1回の開催を行っている団体があることが明らかとなった。9団体中8団体は、遺族会開催のルールを持っており、参加者に用紙や口頭で内容を伝えており、また6団体は何らかの公的機関との連携を持っていた。遺族会の開催後にスタッフミーティングを行っている団体が7団体あり、スタッフの負担の軽減や参加者への関わりの振り返りを行っており、また2団体についても、遺族会後、参加者とともに二次会のような形で集う機会を持っていることがわかり、参加者の疲労感の軽減に努めていた。遺族支援を行う上で、「参加者を傷つけない」「安心できる雰囲気作り」などの工夫を行っている団体があり、遺族が社会の中で苦しんでいることに考慮し、遺族会に参加して更に二次的な被害を受けないような取り組みが行われていることが明らかとなった。
今後は、本調査で明らかになった結果を、医療機関において自殺が発生した場合の医療関係者のポストベンションの普及に活かし、医療関係者の精神保健対策に貢献していく必要がある。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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