• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

要支援・要介護者に対する口腔擦過細胞診を用いた口腔ケアアセスメント法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18890207
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 社会系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

遠藤 眞美  日本大学, 松戸歯学部, 助手(専任扱) (70419761)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2007年度: 1,110千円 (直接経費: 1,110千円)
2006年度: 1,190千円 (直接経費: 1,190千円)
キーワード要介護高齢者 / 要支援者 / 口腔ケア / アセスメント法 / 口腔乾燥症 / 精神疾患 / 口腔擦過細胞診 / アセスメント / 口腔乾燥 / 要介護者
研究概要

特別養護老人ホームおよび養護老人ホームの入所者で専門的口腔ケアを希望する75名(男性14名,女性61名,平均年齢83歳)を対象として診査および口腔擦過細胞診を行った.診査内容として口腔内診査とSAKODA式口腔アセスメントを実施した.口腔擦過細胞診は歯肉および頬粘膜に行った.
口腔アセスメント結果から,介護者である施設職員による日常口腔ケアは介護度が高いほど行われていた.擦過細胞診結果は,頬粘膜のClass分類はClass Iが35名,Class IIが40名で,Class Iの割合が介護認定なしの22名のうち16名の84.2%と高く,41名にCandida,33名に放線菌が観察された.歯肉のClass分類はClass Iが32名,Class IIが43名で36名にCandida,41名に放線菌が観察された.口腔ケアアセスメントの合計点が高いとClass IIが多い傾向を認めた.また,歯がある対象者は歯肉においてClass IIの割合が高かった.
H18年の研究では,口腔擦過細胞診は口腔ケアアセスメントとして有効であることが推測され,それに基づきH19年に研究を継続したところ歯肉における口腔擦過細胞診の結果は,清掃不良に基づく疾患のリスク診断を可能にするが,歯の残存や歯周疾患の影響を受けている可能性が高いと推察された.そこで,微生物による炎症が作用されにくい頬粘膜をあわせた評価が機能的口腔ケアを含めた口腔アセスメントになることが理解できた.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 精神科入院患者に対する口腔粘膜の検討 口腔擦過細胞診を使用して2006

    • 著者名/発表者名
      遠藤 眞美
    • 雑誌名

      日本障害者歯科学会雑誌 27巻3号

      ページ: 296-296

    • NAID

      10018253330

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 施設入所高齢者の口腔環境の検討 口腔擦過細胞診を応用して2007

    • 著者名/発表者名
      遠藤 眞美
    • 学会等名
      日本障害者歯科学会
    • 発表場所
      長崎
    • 年月日
      2007-11-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 高齢者における擦過細胞診を使用した口腔粘膜の評価2007

    • 著者名/発表者名
      遠藤 眞美
    • 学会等名
      日本口腔粘膜学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-07-05
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi