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帝王切開分娩の母親に対する看護支援-分娩前後のケアと心理状態の関連性-

研究課題

研究課題/領域番号 18890215
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関中部大学

研究代表者

横手 直美  中部大学, 生命健康科学部, 助手 (10434573)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,530千円 (直接経費: 2,530千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,230千円 (直接経費: 1,230千円)
キーワード帝王切開 / 母親 / 出産前教育 / 助産ケア / 心理的ケア / クリニカルパス / 入院管理 / 全国調査 / 帝王切開術 / 患者教育 / 産褥ケア / クリティカルパス / 入院日数 / 精神的支援 / 総説文献
研究概要

近年、帝王切開(以下、帝切)率の上昇が世界的傾向として認められており、わが国の帝切率は過去15年間で2倍に増加している。本研究は、増加する帝切分娩の母親に対して、質の高いケアを効率よく提供することを目的としており、そのためにはまずケアの現状を知る必要がある。そこで平成19年度は、わが国で帝切分娩の母親に対して行われている医療処置と看護ケアを把握することを目的に、全国の産科を標榜する病院1765施設の産科部署の看護職代表者1名に自記式質問紙調査を実施した。
1.回収結果:回収数は654件で、閉院・廃科58件の返送があったため、実質回収率は38.3%だった。このうち、産科休診中・分娩扱いなし・廃科の111件、未記入の多い2件を除く、有効回答541件を分析対象とした。
2.対象施設の概要:分娩件数は平均432件、帝切率は平均22.5%、産科単科は11.8%だった。
3.出産前教育:通常の母親学級で帝切に関する情報を必ず提供する施設は43%で、選択的帝切予定の妊婦に対する教育は個別指導が59.5%と多く、帝切予定の妊婦に対するクラス開講は3施設(0.6%)のみだった。
4.在院期間と産褥スケジュール:退院日は選択的・緊急帝切ともに産褥8日目が多かった。1日目に初回歩行、3-4日目にシャワー浴開始、5-6日目に沐浴・退院指導、7日目に抜糸(鈎)というパターンが多かった。
5.ケア内容:クリニカルパスの使用は86,9%にのぼり、身体的ケア項目は均質化していたが、心理的ケア項目は31%、心理社会的観察項目は23-41%でばらつきがあった。また緊急帝切専用のパスは11%だった。
このように、とくに帝切分娩に関する出産前教育の内容と術中・術後の心理的ケア、緊急帝切時の対応を充実させる必要性が示唆されたことから、今後具体的な看護支援の考案に向けた研究を継続する予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 緊急帝王切開における助産ケアに関する研究 -早期産の母子を担当した助産師のケアの体験-2006

    • 著者名/発表者名
      横手 直美
    • 雑誌名

      母性衛生 47巻3号

      ページ: 134-134

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 日本における帝王切開分娩時のケアに関する文献検討2007

    • 著者名/発表者名
      横手 直美
    • 学会等名
      第48回日本母性衛生学会学術講演会
    • 発表場所
      つくば国際会議場
    • 年月日
      2007-10-11
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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