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アプタマーを用いた新規ハブ咬傷治療薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18890229
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関崇城大学

研究代表者

狩生 徹  崇城大, 薬学部, 講師 (10412735)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 260千円 (直接経費: 260千円)
2006年度: 1,040千円 (直接経費: 1,040千円)
キーワードハブ / 蛇毒 / 抗血液凝固
研究概要

これまでにハブ毒腺細胞よりcDNAライブラリーを作製し、約600個のクローンの塩基配列決定を行うことにより、トランスクリプトーム解析を行った。その結果、これまでタンパク質化学的手法では分離不可能であった1〜数残基置換アイソザイムや新規毒タンパク質を多数確認することが出来た。以下に新規に見出した毒タンパク質3種を例として述べる。
1.セリンプロテアーゼインヒビター
ハブ毒より新規に見出したセリンプロテアーゼインヒビターは、2つのKunitzドメインを持ち、TFPIや吸血性ダニIxodes scapularis唾液に含まれる抗凝固分子Ixolarisなどと30〜40%程の相同性を有していた。現在酵母による組み換え型タンパク質の発現と抗血液凝固活性の解析を行っている。
2.C型レクチン様タンパク質
蛇毒C型レクチン様タンパク質は、血液凝固IX因子結合タンパク質、IX/X因子結合タンパク質、血小板膜受容体GPIb結合タンパク質などの抗血液凝固に関連する毒成分タンパク質群を形成している。申請者は今回の申請研究において、6つの新規C型レクチン様タンパク質サブユニットをコードするクローンを同定した。
3.プロテアーゼ
新規なメタロプロテアーゼやセリンプロテアーゼをコードするクローンを複数同定した。蛇毒プロテアーゼ群は、細胞外マトリックス、フィブリノーゲンの分解や補体成分C3aを遊離することにより、出血・血管透過性亢進に関わると考えられることから、これら新規分子もハブ毒の出血活性を担う成分である可能性が高い。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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