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クロマチンリモデリングを介したSUMO化修飾による転写制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18890233
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

小松 朋子  基礎生物学研究所, 性差生物学研究部門, 特別協力研究員 (10414020)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,680千円 (直接経費: 2,680千円)
2007年度: 1,340千円 (直接経費: 1,340千円)
2006年度: 1,340千円 (直接経費: 1,340千円)
キーワード発現制御 / 転写調節 / 翻訳後修飾
研究概要

Ad4BP/SF-1は、副腎及び生殖腺の形成と機能に必須な核内受容体型転写因子である。申請者は、Ad4BP/SF-1がSUMO化修飾を受けること、SUMO化によりAd4BP/SF1の活性が抑制されることを明らかにした。さらに、この抑制に関与すると推測されるSUMO化Ad4BP/SF-1結合因子として、クロマチンリモデリング因子様の構造をもつSCFを同定した。
培養細胞を用いたクロマチン免疫沈降法において、SCFはAd4BP/SF-1が結合する標的遺伝子のプロモーター領域にAd4BPISF-1と同時期に結合することが確認された。レポーターアッセイにおいて、Ad4BP/SF-1による標的遺伝子の転写活性は、scFの強制発現により低下し、siRNAを用いたscFの発現阻害により上昇した。このことから、SCFがAd4BP/SF-1による転写活性を抑制的に調節することが示された。さらに、Ad4BP/SF1のSUMO化の有無とSCFによる活性調節の関係を検討する予定である。
一方、トランスジェニックマウスの手法を用いてSUMO化されないAd4BPISF-1を発現するマウスを作製した。この変異遺伝子導入マウスの一部は不妊であり、Ad4BP/SF-1が発現する生殖腺に何らかの変化があるものと推測される。さらに個体数を増やし、Ad4BP/SF-1発現組織における組織学的解析や標的遺伝子の発現解析を行う必要がある。最終的には、Ad4BP/SF-1遺伝子破壊マウスと交配してSUMO化されないAd4BP/SF-1だけを発現するマウスを作製し、表現系を解析する予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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