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網膜をモデルとした多能性前駆細胞におけるWntシグナルの役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18890234
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関(財)大阪バイオサイエンス研究所

研究代表者

中桐 志保  大阪バイオサイエンス研究所, 発生生物学部門, 研究員 (30435565)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,680千円 (直接経費: 2,680千円)
2007年度: 1,340千円 (直接経費: 1,340千円)
2006年度: 1,340千円 (直接経費: 1,340千円)
キーワード発生・分化 / 神経科学 / DKK3 / ノックアウトマウス / エレクトロポレーション / 網膜 / 分泌型因子
研究概要

発生初期の網膜で高い発現を示すことから、網膜の発生に関与することが示唆された分泌型因子DKK3のノックアウトマウスを作製した。免疫染色ならびにERG(網膜電位)によりノックアウトマウスの表現型を検討した結果、いずれにおいても野生型マウスと比較して有意差は認められなかった。現在はDKK3が発生初期の網膜にほぼ特異的に発現することを利用して、DKK3プロモーターの制御下でCreリコンビナーゼを発現するマウスを用いて網膜の発生に寄与する可能性が高い分子を時期特異的に欠失させたコンディショナルノックアウトマウスを作製することで、それらの分子の網膜細胞の分化への影響を組織学的方法によって検定しようとしている。
また、網膜前駆細胞の視細胞への運命決定を司るOtx2コンディショナルノックアウトマウスを材料に行ったマイクロアレイで野生型と比較して発現レベルが低下した遺伝子群の中から分泌型であると推測された因子10種を抽出し、機能解析を行っている。それらのうち網膜をはじめとする神経系に発現が認められ、進化的に高度に保存されていた新規因子であるFam3cをアフリカツメガエルの眼を含む神経系に強制発現させた結果、腹側の網膜色素上皮細胞の欠失および眼の肥大が認められた。さらに、各種分化マーカーなどによる免疫染色を行った結果、網膜層構造が崩壊していたことから、Fam3cは網膜細胞の増殖や層構造の形成に重要な働きを担っていることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.obi.or.jp/dept4/Furukawa_lab.html

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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