研究課題/領域番号 |
18890236
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研究種目 |
若手研究(スタートアップ)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
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研究機関 | 国立成育医療センター(研究所) (2007) 独立行政法人理化学研究所 (2006) |
研究代表者 |
大野 建州 国立成育医療センター(研究所), 免疫アレルギー研究部, 共同研究員 (80435635)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,640千円 (直接経費: 2,640千円)
2007年度: 1,320千円 (直接経費: 1,320千円)
2006年度: 1,320千円 (直接経費: 1,320千円)
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キーワード | アレルギー、喘息 / 免疫学 / マイクロアレイ / シグナル伝達 / 細胞、組織 / マスト細胞 / Txk / TLR4 / IL-12p40 |
研究概要 |
マウス骨髄細胞由来培養マスト細胞(BMCMC)ヘレトロウィルスベクターを用いてTxkを強制発現し、コントロールのBMCMCsと比較して、LPSを用いたTLR4刺激時のサイト力イン産生プロファイルの検討を行った。RT-PCRを用いたmRNAレベルの発現解析、およびELISA法を用いたタンパク質レベルの発現解析を行った結果、Txkの強制発現によってTh1サイトカインであるIL-12p40のmRNA発現およびタンパク質レベルの産生が抑制され、さらにTh2サイトカインであるIL-13のmRNA発現およびタンパク質レベルの発現が増強されることが確認できた。次にTxkノックアウトマウスと野生型マウス骨髄細胞由来培養マスト細胞を比較してLPSを用いたTLR4刺激時のサイトカイン変生プロファイルの検討を行った。Txk強制発現による解析結果から、Txkノックアウトマウス由来BMCMCsでは野生型と比較して、LPs刺激によるIL-12p40発現の増加およびIL-13発現が抑制されることを予測したが、これらサイトカインのmRNA発現およびタンパク質レベルにおける発現、またこの他のサイトカインの発現に差は認められなかった。これらの結果から、マスト細胞のTLR4シグナル下流において、Txkはシグナル分子として機能しているが、Txkが欠損していてもそれを補うことのできるTxkと同じ機能を持つ分子が存在する可能性があると考えられた。
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