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肺炎球菌による急性肺障害におけるロイコトリエン受容体の役割

研究課題

研究課題/領域番号 18F18093
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 医化学一般
研究機関順天堂大学

研究代表者

横溝 岳彦  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60302840)

研究分担者 CHI YUAN  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2018-04-25 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2019年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2018年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードロイコトリエンB4第二受容体 / PLY 肺炎球菌毒素 / ペプチドロイコトリエン受容体1 / 上皮細胞障害 / ペプチドロイコトリエン産生細胞 / PLY / BLT2 / ロイコトリエン
研究実績の概要

肺炎球菌感染による個体死亡は、菌が産生する毒素ニューモライシン(PLY)によると考えられているが、詳細は不明である。受入研究者は、生理活性脂質受容体BLT2の欠損マウスがPLYに対して感受性が高く、重篤な急性肺傷害を生じて早期に死に至ることに着目した。PLY投与によって肺胞内に気管支収縮物質ロイコトリエン(LTs)が蓄積したことから、BLT2欠損マウスではLTsに対する感受性が亢進していることが示唆された。BLT2欠損マウスでは、血管内皮細胞におけるLTs受容体CysLT1の発現が高く、CysLT1の拮抗薬の前投与により、PLY毒素依存的な個体死が70%程度レスキューされた。しかし、30%程度は個体死を回避できないことから、LTsの作用以外で死に至る可能性が示唆され、以下の解析を行った。1)BLT2を過剰発現する肺胞上皮細胞を樹立した。LDHの放出・PIによる核染色・細胞の形態変化を指標にPLYに対する感受性を調べたところ、BLT2過剰発現がPLYによる細胞障害を抑制することを見いだした。また、野性型およびBLT2欠損マウスより皮膚表皮角化細胞を単離・培養し、PLYに対する感受性を調べたところ、BLT2欠損細胞ではPLYによる細胞障害が著しく上昇していた。2)マスト細胞を欠損するKitW-shマウスにPLYを気道内投与して、肺胞洗浄液に含まれるLTC4,D4,E4の量をLC-MS/MSにて測定した。KitW-shマウスは、野性型マウスと同等量のLTsを産生したことから、PLY依存性のLTs産生はマスト細胞以外の細胞が行っていることが明らかとなった。3)CysLT1とBLT2を共に発現する細胞を樹立した。BLT2阻害剤の添加により、CysLT1の発現が上昇し、LTD4依存的なERKリン酸化が亢進したことから、BLT2はCysLT1受容体シグナルを抑制していることを見いだした。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018 その他

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Protective roles of leukotriene B4 receptor type 2 in pneumolysin-induced epithelial injury.2019

    • 著者名/発表者名
      Chi Y., Saeki K., Yokomizo T.
    • 学会等名
      60th ICBL, International Conference on the Bioscience of Lipids
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Protective roles of leukotriene B4 receptor type 2 in pneumolysin-induced epithelial injury.2018

    • 著者名/発表者名
      Yuan Chi, Kazuko Saeki, Takehiko Yokomizo
    • 学会等名
      41th Annual Meeting of the Molecular Biology Society of Japan
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 順天堂大学生化学第一講座のホームページ

    • URL

      http://plaza.umin.ac.jp/j_bio/

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-05-01   更新日: 2024-03-26  

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