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地域における主観的認知障害とApoE E4とアルツハイマー病発症との関連

研究課題

研究課題/領域番号 18H00034
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1160:社会学、心理学およびその関連分野
研究機関金沢大学

研究代表者

柚木 颯偲  金沢大学, 附属病院, 技術補佐員

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
530千円 (直接経費: 530千円)
2018年度: 530千円 (直接経費: 530千円)
キーワード自覚的認知障害 / 認知症 / 早期発見
研究実績の概要

主観的認知障害(Subjective cognitive impairment ; SCI)は将来的な認知機能低下に寄与することが明らかになっているが(Garcia-Ptaceka S. et al, 2016)、SCIを測定する方法は統一されておらず、どのような方法が最も精度が高いのかわかっていない。また、アルツハイマー病の危険因子であるApoE E4とSCIとの関連は明らかになっていない。したがって本研究は、SCIの程度の強さや内容とApoE E4有無と将来の認知機能低下の関連を明らかにすることを目的とした。
金沢大学脳神経内科では2006年より石川県七尾市中島町で認知症コホート研究を実施している(中島町研究)。2007~2014年に中島町研究の脳健診を受診し、正常認知機能と判定された高齢者のうち、SCIに関するアンケート(「人の名前が出てこない」、「ものの置き忘れ」など7項目について「ない : 0点」、「時々ある : 1点」、「よくある : 2点」のいずれかを選択する形式)に回答した方(n=1486)について追跡調査を行なった(平均追跡期間7.2年)。追跡できた904例(追跡率61%)について、ApoE E4有無別にそれぞれのSCIに関するアンケートと認知機能悪化との関連を検討した。
ApoE E4保有者では、認知機能悪化に対する「ものの置き忘れ」のオッズ比(95%信頼区間)は、「ものの置き忘れ」が「ない」ことを基準とした場合、得点が1点上がる毎に2.94(1.18-7.31)であったが、ApoEE4非保有者ではこの関連を認めなかった。
ものの置き忘れに関するSCIがあり、ApoE E4保有の高齢者は、将来の認知機能低下リスクが高いことが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] もの忘れの自覚の強さと将来の認知症発症リスク増加との関連 : 中島町研究2018

    • 著者名/発表者名
      柚木 颯偲
    • 学会等名
      第37回日本認知症学会学術集会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2018-10-12
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 金沢大学脳神経内科ホームページ

    • URL

      http://neurology.w3.kanazawa-u.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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