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購読型学術雑誌のオープンアクセスジャーナル化が教育研究機関へ及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 18H00062
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1170:教育学・教育社会学関連
研究機関公益財団法人 東京財団政策研究所

研究代表者

横井 慶子  公益財団法人 東京財団政策研究所, 政策データラボ, データ・ライブラリアン

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
530千円 (直接経費: 530千円)
2018年度: 530千円 (直接経費: 530千円)
キーワードOpen Access / Flipping journal
研究実績の概要

[研究の目的]
OA2020に代表されるように, 購読型学術雑誌のOpen Access Journal(以下、OAJ)化を後押しする動きがある。購読型学術雑誌のOAJ化が加速すれば, 購読費用の減少と同時に、Article Processing Chargeの支払額増加につながると考えられ, 大学にとって大きな問題である。本研究では, 既存の購読型学術雑誌の0AJ化の最新実態を明らかにすることで, 日本の教育研究機関へ及ぼす影響を検討することを目的とする。
[調査方法]
日本の大学図書館が, 多くの購読型学術雑誌を購読している大手出版社5社(Elsevier, Springer Nature, Wiley, Taylor&Francis, Sage)が2014-2019年に取り扱っている購読型学術雑誌を対象に, OAJに転じたタイトル(以下, Flipping journal)を調査した。調査方法は, 各社のJournal Price Listを1年ごとに照合し, その差分からFlipping journalの候補を抽出した上で, 各誌のウェブサイトにアクセスし, 詳細な実態を確認した。
・[調査結果と考察]
大手出版社5社の2014-2019年間のFlipping journalを179誌確認できた。調査対象期間中は毎年約20タイトル以上のFlipping journalが存在し、2017年は最多となる48タイトルがOAJに転じていた。Flipping journalの傾向としては、比較的に創刊年が新しかった。最も古いもので1907年創刊のタイトルが存在したが、2001年以降に創刊したタイトルが94誌と半数以上を占め、1981年以降の場合は149誌と全体の83%を占めていた。分野は大部分が生物医学分野のタイトルが占めていた。Impact Factorが付与されていたタイトルは123誌と全体の69%を占めており、質に対して一定の評価を得ているタイトルも多く、OAJに転じていることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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