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古典教育における読解リテラシー向上の系統的研究-文学研究と教育心理学の接続-

研究課題

研究課題/領域番号 18H00095
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1180:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

加藤 直志  名古屋大学, 教育学部附属中・高等学校, 教員

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
450千円 (直接経費: 450千円)
2018年度: 450千円 (直接経費: 450千円)
キーワード協同的探究学習 / 和本リテラシー / わかる学力
研究実績の概要

○研究目的
近年の国語科教育の課題として、自身の考えを表現することや、意義を理解した上で古典を学ぶことの必要性などが、議論されている。研究代表者は、大学教員とも協力しながら、論理的に考え、表現する力を高めるための指導や、日本文学研究の成果を取り入れながら、映像教材やくずし字なども用いた古典への学習意欲を高める指導において、実践的研究を重ねてきた。これらを関連づけながら、その成果をさらに蓄積することで、中学・高校6年間を見通した系統的な学びのあり方を探ることが、本研究の目的であった。
○研究方法
本研究では、前述した目的を達成するために、藤村宣之氏(東京大学大学院教育学研究科教授、本研究の研究協力者)の提唱する「協同的探究学習」を国語科の授業に随時取り入れた。中学段階でどのような指導をしておくと高校での学びにうまく接続できるのかということの検証を目指した。とりわけ、古典教育では、中学校の教材は古典に親しむことに主眼があるものが多く、高校の教材は文法知識をもとに現代語訳を完成させるという意味での読解力をつけることに主眼があるものが多い。両者をうまく接続するための教材開発や授業研究に取り組んだ。
○研究成果
研究代表者が担当した中学3年生の国語や高校2年生の古典Bにおいて、授業実践や教材開発を行った。特に、中学3年生の古典の指導や、論理的に書くための指導などにおいて、新たな知見を得ることができた。また、中学1年生の担当教員にも協力を求め、日本近世文学会との協力関係のもと、和本リテラシー向上のための授業開発を行うこともできた(出前授業「くずし字を読んでみよう」を2019年3月18日に実施)。これらの成果については、勤務先の紀要にすでに掲載したほか、次年度以降出版物として公表していく予定があり、現在、その準備を進めているところである。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] くずし字による古典教育の試み(3) : 高校生と読む「北斎だるせん」2018

    • 著者名/発表者名
      加藤直志・加藤弓枝・三宅宏幸
    • 雑誌名

      名古屋大学教育学部附属中・高等学校紀要

      巻: 63 ページ: 157-169

    • DOI

      10.18999/bulsea.63.157

    • NAID

      120006583905

    • ISSN
      0387-4761
    • URL

      https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/27411

    • 年月日
      2018-12-20
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [備考] ・「巻頭アンケート いま、漢文を問い直す」(『漢文教室』第204号、2018年4月)に寄稿した。・「SGH4年次 研究成果発表会 教科別授業検討会(国語)」(2019年2月8日 於・名古屋大学教育学部附属中・高等学校)において、司会を務めた。

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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