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思考の枠組みを作る(フレームリーディング)ための、作品群とカリキュラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 18H00143
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1180:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関大阪教育大学

研究代表者

笠原 冬星  大阪教育大学, 附属平野小学校, 教諭

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
530千円 (直接経費: 530千円)
2018年度: 530千円 (直接経費: 530千円)
キーワードフレームリーディング / カリキュラムマネジメント / 焦点化教材
研究実績の概要

本研究は, 国語科において, 思考の枠組み(フレームリーディング)を作るために, 有効な作品群を見つけカリキュラム開発を行い, その有用性を検証することを目的としている。特に, 思考の枠組みを得やすいような作品群を見つけることに着目を置いて研究を進めた。特に本研究では, 「物語文」に重点を置いて行った。
思考の枠組みを作るために用意した作品群の有用性について, 考察をしていく。
研究の方法としては, ①作品群の開発を行う, ②ある作品を使ったクラスと使っていないクラスで授業を行う, ③作品を使ったクラスと使っていないクラスでどのような変化があったかテータをとる, という方法で行った。検証を行うために, 各クラスで授業前と授業後のアンケート調査をし, それらの比較を行った。特に作品群を使ったクラスでは, 「作品(群)を読み比べるとわかりやすいか」という質問項目を入れた。
児童アンケートの結果は, どのクラスも「物語文」に対して興味・関心が高く, 作品を使ったクラスと使っていないクラスで授業の前後で大きな差はなかった。「作品(群)を読み比べるとわかりやすいか」という質問に関しては, 84.8%が「役に立った」という結果を得た。
本研究に取り組んだことで, 様々な作品(作品群)を一度に読むことは, 一見すると困難のように思えるが, 児童自身の興味・関心が下がることなく, 思考の枠組みを作るために有効であることがわかった。また, 様々な作品(作品群)を読むことにより, 児童の読書量も増え, 各作品を読む速度も速くなり, ほかのクラスと同じ時数で授業を行うことができた。
作品や作品群は無数にあり, それぞれをどのように組み合わせるかによって, 効果に差がでてくることがわかった。今後は, メインとなる作品とサブの作品(焦点化教材)の扱う順番についても考えておく必要性を感じた。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 焦点化教材を活かした, 授業提案。2018

    • 著者名/発表者名
      笠原冬星
    • 学会等名
      夢の国語授業研究会
    • 発表場所
      筑波大学附属小学校
    • 年月日
      2018-08-01
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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