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連歌を教材とした、言葉の力とコミュニケーション力を育むための指導方法の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 18H00145
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1180:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関大阪教育大学

研究代表者

小村 典央  大阪教育大学, 附属平野中学校, 主幹教諭

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
530千円 (直接経費: 530千円)
2018年度: 530千円 (直接経費: 530千円)
キーワード連歌 / コミュニケーション力 / 言葉の力
研究実績の概要

連歌は、短歌を五・七・五と七・七とに分け、前の句と関連性や連想性をもたせながらも世界観を展開させるよう付句を繰り返して百句(百韻)、四十四句(世吉)などと詠みつなげる文芸である。情景や思いを乗せる言葉を自分の好きに使える短歌とは異なり、課題が設定される場所や、続けて詠んではいけない素材などといった規則(式目)が定められているため、使う言葉に制限がかかるため、語彙力が大いに試される。前に出た句をよく吟味し、先に決められた課題に向けて世界観を合わせていくように使う言葉を選ばなければならない。規則を確認し合い、規定の数まで句を詠み続ける協働作業によって、詠みつなげる楽しさの中で主体的な学びの力を育むとともに、言葉の力と豊かさやコミュニケーション力も培うことができると考え、教材開発と授業実践を試みた。
授業実践では、連歌についての基本的事項の学習・鑑賞から始め、連歌会(連歌の創作)では5人1座のグループを編成して、連歌(十二調)を巻かせた。その後、巻き上げた他の座の連歌作品を相互に鑑賞・評価させるとともに、自分の座の作品や、選ばれた自分の作品についても評価させた。また、授業内容についてもふりかえらせた。授業後、生徒の作品は平野区内の連歌グループや連歌の研究者に鑑賞してもらい、コメントをいただいた。また、そのいくつかは生徒に配付した。
教材開発・授業実践の成果については、「大阪市立大学教育学会」や、「附属学校園教員と大学教員との研究交流会」で報告した。また、現職教員や大学生・大学院生などを対象とした「連歌授業のための指導者講習会」を2月に開催し、連歌授業の実効性についての意見を徴した。そして、年度末には連歌授業のサブテキスト「のりおさんと連歌にチャレンジ! 」を作成・発行した。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 国語科における言葉の力とコミュニケーション力を育むための指導方法~連歌を教材として~2018

    • 著者名/発表者名
      小村 典央
    • 学会等名
      大阪市立大学教育学会 第8回大会
    • 発表場所
      大阪市立大学
    • 年月日
      2018-12-01
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 第7回附属学校園教員と大学教員との研究交流会(口頭発表・ポスター発表) 「国語科における言葉の力とコミュニケーション力を育むための指導方法~連歌を教材として~」平成31年3月19日 大阪教育大学柏原キャンパス

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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