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オーバーブロッキング環境下で活用できる知的障害教育デジタル教材の開発とWeb公開

研究課題

研究課題/領域番号 18H00154
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1190:特別支援教育関連
研究機関熊本大学

研究代表者

後藤 匡敬  熊本大学, 教育学部, 教諭

研究期間 (年度) 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
530千円 (直接経費: 530千円)
2018年度: 530千円 (直接経費: 530千円)
キーワード知的障害教育 / プレゼン教材 / オーバーブロッキング
研究実績の概要

本研究は, 多くの学校に導入されている情報フィルタリングが引き起こすオーバーブロッキング(有害情報以外の情報まで制限する状態)環境下でも活用できる, デジタル教材の開発とWeb公開に取り組んだ。特に, 児童生徒一人一人に合わせて教材を自作する知的障害特別支援学校で活用可能なプレゼンテーション教材(以下, プレゼン教材)に焦点化して開発した。
研究方法としては, (1)クリエイティブ・コモンズ化したプレゼン教材の開発, (2)Web公開を見据えた教材内容の教科別整理ツールの作成, (3)Web公開システムの構築, 以上3点を同時並行で実施した。具体的には, (1)は, Web公開を想定せずに教員が自作してきた既存のプレゼン教材を, 著作物のイラストや効果音をiPadで別のものに作り替えた。プレゼン教材自体には, クリエイティブ・コモンズの「表示-非営利-継承」の条件を付加し, それを守れば二次利用が可能な状態にすることで, 特別支援学校の教員が担当する児童生徒に合わせて教材を編集できる状態にした。(2)は, 特別支援学校の新学習指導要領(各教科等編)に準じ, 教科(国語等, 全10教科)について「指導内容確認表」を作成し, 熊本大学教育学部附属特別支援学校のホームページで公開した。(3)は, 同学部技術科塚本研究室と連携してWebサーバを立ち上げ, WordPressによるWebページを構築し, プレゼン教材をWeb公開する基盤を作った。
取組の成果として, オーバーブロッキング環境下の学校から, 実際に公開したWebページの閲覧に成功し, 開発教材の学校現場における活用の実現性が明確になった。30種類以上の開発教材はクリエイティブ・コモンズ化処理が完了次第, 順次Web公開している。
加えて, 研究過程で開発した「指導内容確認表」は, 全教科のWeb公開を開始2ヵ月でダウンロード数は延べ1500件を超え, 全国の教員より反響があった。学校現場において教科別整理ツールが有用であったことも成果として申し添える。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] オーバーブロッキング環境下で活用できる知的障害教育デジタル教材の開発とWeb公開-知的障害教育の各教科でまとめたプレゼン教材のデータベースー2018

    • 著者名/発表者名
      後藤 匡敬
    • 雑誌名

      日本特殊教育学会第56回大会(2018大阪大会)プログラム集・発表論文集

      巻: 56 ページ: 35-35

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] オーバーブロッキング環境下で活用できる知的障害教育デジタル教材の開発とWeb公開-知的障害教育の各教科でまとめたプレゼン教材のデータベースー2018

    • 著者名/発表者名
      後藤 匡敬
    • 学会等名
      日本特殊教育学会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2018-09-23
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 知的障害教育デジタル教材サイト

    • URL

      https://musashi.educ.kumamoto-u.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 熊本大学教育学部附属特別支援学校ホームページ

    • URL

      https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/~futoku/

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 熊本大学教育学部附属特別支援学校 平成30年度 文部科学省「特別支援教育に関する実践研究(次期学習指導要領に関する研究)」第32回『研究発表会』ポスター発表(平成31年2月16日)

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2020-03-17  

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