[目的] 平型研削砥石における木ハンマでの叩いたときの音の違いにより確認する打音検査を使い、平型研削砥石の音の違いより正常・異常を知ることにより安全に作業するため音の違いと音の周波数等を知る事で音の重要性を確認できる為の安全教育用の教材開発を行う。 [方法] ひび等異常がわかりにくい平型研削砥石の製作をするため、平型研削砥石に曲げの力が掛かるように置き所に保護シールをつけることに傷が残らないようにして片手ハンマで叩き、ひびをつくり異常な平型研削砥石を製作した。 正常な平型研削砥石と異常な平型研削砥石の音と音の周波数を測定した。平型研削砥石の全体を測定するため5か所を木ハンマで叩き測定した。平型研削砥石における砥石の粒度の違い、砥石の砥粒の種類の違いにより音がどの様になっているかについても測定した。 [結果] 正常の平型研削砥石に比べ異常な平型研削砥石では、粒度や種類が異なった平型研削砥石すべてにおいて、音を聴いた感覚では音は低い音となっていた。音のデータの周波数では異常な平型研削砥石では低い周波数帯となっていた。音の響きにも違いがあり音のデータの減衰のスピードが早かった。異常の程度により音も変化していき、どの種類の平型研削砥石もひびが、外観に現れてくるとさらに低い音となっていった。このことにより正常な平型研削砥石と異常な平型研削砥石で音の違いを知ることができる安全教育用教材開発をした。
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